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「ほかの人を怖がる」「動物病院を嫌がる」のはどうして?犬目線でプロが解説!

愛犬が家族以外の人になかなか慣れてくれない……。
そんなとき、犬の目線で考えてみると慣れない理由がわかることもあります。
そこで今回は、愛犬が他人に慣れない理由について、英国APDT認定ペットドッグトレーナーの藤本聖香先生に教えていただきました。

ほかの人になでられるのを嫌がる犬の目線って?

上から手が襲ってくるように見えているかも!?(写真/佐藤正之)
上から手が襲ってくるように見えているかも!?(写真/佐藤正之)
とくに小型犬の場合、他人に頭をなでられるシーンでおびえることが。
これは、人の手が頭上からおおいかぶさってくるように見えて、「怖い!」と感じるから。
手が自分を襲う何かに見えているのです。

おやつを与えながら背中をなでてもらおう!

おやつを食べさせつつ、背中をなでてもらって。(撮影/佐藤正之)
おやつを食べさせつつ、背中をなでてもらって。(撮影/佐藤正之)
相手の人におやつを渡し、おやつを握った手を愛犬のほうに差し出してもらいます。
愛犬が自らニオイをかいだらおやつを与えてもらい、頭ではなく背中をなでてもらうようにしましょう。

他人の抱っこを嫌がる犬の目線って?

ぐらぐらして怖い!落ちそう!と思っているのかも。(撮影/佐藤正之)
ぐらぐらして怖い!落ちそう!と思っているのかも。(撮影/佐藤正之)
抱っこのまま他人に愛犬を渡そうとすると、愛犬は自分の体勢が崩れて「ぐらぐらして嫌だ、怖い」と感じます。
さらに犬目線では地面からかなり高い位置にいるので、落ちそうで怖いと感じることもあるのです。

下に降ろしてから抱っこしてもらおう!

下に降ろしてから抱っこしてもらえば、落下の予防にもなります。(撮影/佐藤正之)
下に降ろしてから抱っこしてもらえば、落下の予防にもなります。(撮影/佐藤正之)
他人に愛犬を抱っこしてもらうときは、いったん地面に降ろしてから相手に持ち上げてもらって。
その際、愛犬が嫌がって逃げたら、無理に抱っこしてもらうのはやめましょう。

動物病院や獣医師を嫌がる犬の目線って?

痛いことされるんだ!と思って嫌がっているのかも。(撮影/佐藤正之)
痛いことされるんだ!と思って嫌がっているのかも。(撮影/佐藤正之)
動物病院が苦手な愛犬に、「怖くないよ、痛くないよ」と声をかけ続けていると、かえって恐怖や不安をあおることに。
また、愛犬の目線に不安そうな飼い主さんの姿が写れば、緊張感も高まってしまいます。

診察中はどんと構えて騒がない

診察中、飼い主さんはふだんと変らない態度で愛犬をフォロー。
静かに淡々と獣医師の指示に従いましょう。
看護師さんに保定などをお願いできるのなら、診察室の外で待つのも手です。
(撮影/佐藤正之)
(撮影/佐藤正之)
いかがでしたか?
犬の目線で考えてみると、愛犬の気持ちを理解できるだけでなく、お世話がスムーズにできるようになり、困りごとの解決にも役立ちます。
もし上手くいかないことがあるのなら、この機会に「犬の目線」で見直してみるといいかもしれませんね!
お話を伺った先生/Canine Relationz主宰・英国APDT認定ペットドッグトレーナー・藤本聖香先生
参考/「いぬのきもち」2023年3月号『犬目線でわかった!うちのコがお世話を嫌がるワケ』
写真/佐藤正之
文/いぬのきもち編集室
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