犬と暮らす
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たくさんほめて! 愛犬との信頼関係を深める「しつけの練習法」
しつけの練習でほめてもらえると、犬はうれしい気持ちになり、飼い主さんへの信頼度が高まります。
今回は、しつけの練習中に起こりやすい3つのシーン別に、愛犬との信頼関係を深めるコツをご紹介します。愛犬の気持ちに寄り添った工夫をし、ほめるタイミングをたくさん作ってあげましょう。
興奮しているとき

しつけの練習中に愛犬が興奮してしまうときは、声のトーンを落としてほめるなど、飼い主さんの「落ち着きのある姿」を見せてあげましょう。そうすることで、練習がうまくいきやすくなり、愛犬をほめる機会が増えます。
また、興奮しやすい犬には「マテ」の指示を教えると、落ち着きのある性格になりやすいので、取り入れてみるとよいでしょう。
番外編「マテの教え方」
- 犬にリードをつけて向き合ったら、「オスワリ」させます。
- 「マテ」と言って、最初は2秒間犬が動かずにいられたら、おやつを与えてほめてあげましょう。
- ほめたら「OK」の合図で「マテ」を解除します。
- 「マテ」できる時間が増えたら、飼い主さんが犬の横につくまで「マテ」せるなど、ステップアップしてみましょう。
やる気をなくしているとき

しつけの練習中、愛犬がすぐに飽きてしまう場合は、1回でも上手にできたらたくさんほめて、「練習って楽しいかも♪」と思わせるのがポイントです。そして、愛犬が「楽しい」と感じているときに、練習を終わらせましょう。
ちなみに、犬は満腹時よりも空腹時の方が、集中力が高まるといわれているため、ゴハンの前などに練習を行うのも手です。
おどおどしているとき

しつけの練習中、愛犬が自信なげにおどおどする場合は、住み慣れた部屋など、刺激の少ない場所で練習し、慣れてきたら少しずつ外で練習するようにしましょう。
また、練習が得意な仲のよい犬と一緒に練習すれば、「自分もできる!」と自信がつき、愛犬は飼い主さんとのしつけの練習が好きになるはずです。
ほんの少しの工夫で信頼関係は深まる!

ほかにも、練習前に散歩に行くと「運動したい」「排泄したい」という欲求が満たされるため、練習に集中しやすくなります。また、苦手な練習をするときは、愛犬が好きなおやつを使うと、やる気アップにつながるので、取り入れてみてください。
ほんの少しの工夫で、愛犬との関係性は今よりもっとよくなります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2017年5月号『愛犬にやさしく寄り添う喜・怒・怖・安きもち別対応つき 絆を強めるお世話の工夫』(監修:ジャパンケネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士 日本動物病院協会家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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