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冬だからこそ大切! 愛犬にたっぷり水分補給させるコツ
寒い冬は愛犬の飲水量が少なくなりがちですが、あまり水を飲まない状態が長引くと、腎臓病などの病気や不調を引き起こす原因になることも。そこで今回は、愛犬に上手に水分補給させるためのコツをご紹介。しっかり水分補給をして、元気に冬を乗り越えましょう!
冬は水分補給がおろそかになりがち

冬は暖かい時季より活動量が減ることや、体温調節のために水を欲さなくなることから、愛犬の飲水量が減りやすくなります。しかし、十分に水分補給をしない状態が続くと、腎臓病などの病気につながるリスクも……。冬は夏と比べて愛犬の飲水量を気にしなくなりがちですが、冬こそ十分な水分補給をさせてあげることが大切です。
水飲み場を見直そう

冬も愛犬が十分に水分補給できるよう、まずは水飲み場の環境を見直してみましょう。
給水器はボウルがおすすめ
犬用の給水器には一般的なボウルのほかに、ケージなどに吊り下げて使うボトルタイプのものがありますが、ボウルのほうが飲みやすいのでおすすめ。ボトルタイプは犬の体の構造上、顔を上げて飲まなければならないため、あまり飲まない犬もいるようです。飲水量が少なめの犬は、給水器を飲みやすいものに替えることで飲水量アップにつながる可能性があります。
給水器を置く場所も重要
シニア犬や関節痛のある犬は、頭を下げて水を飲む体勢がつらいために、飲水量が減る場合があります。関節に負担をかけないよう、ボウルを台などに置いて飲みやすい高さに調節し、頭を下げなくても水が飲める環境をつくってあげましょう。
上手に水分補給させる工夫

水をあまり飲みたがらない犬も上手に水分補給できるよう、ふだんの生活にちょっとした工夫を取り入れるのもおすすめです。
ドライフードをふやかして水分量アップ
愛犬がふだん食べているドライフードに水やぬるま湯を加え、少しふやかして与えることで水分を補給することができます。もし食べない場合は、少量から少しずつ水分量を増やしてみて。このとき、加えた水分量はしっかり把握しておくようにしましょう。
ウエットフードで水分補給
1日数回に分けて与えるドライフードの1回分を、水分量の多いウエットフードに替えてみるのも効果的。ただし、ウエットフードは噛む回数が少なくなりがちなので、歯垢がたまらないようデンタルケアをしっかり行うようにしましょう。
愛犬が喜ぶ“おいしい水”を作る
飲み水に愛犬好みのニオイや味をつけることで、飲水量が増える場合も。犬用ミルクや肉のゆで汁など、愛犬が好きな味を少量加え、普通の水と飲む量を比べてみましょう。ただし、味つきの水を与える場合はカロリーに気をつけ、また傷みやすいのでまめに取り替えるようにしてください。
飲水量が減りがちな冬こそ、水分補給はとても大切。冬も愛犬がしっかり水を飲んでいるか、気にかけてあげてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2020年1月号『冬も上手に水分補給しよう!水を飲む量が減ると起こる不調・病気』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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