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それ本当に犬のため? 愛犬のストレスになる飼い主の行動は

人が犬に対してする行為のうち、犬が嫌な気持ちになったり、ストレスを感じたりするものを「ドッグハラスメント」といいます。なかには、飼い主さんがよかれと思ってしていたことが、ドッグハラスメントになっていたというケースも。ここでは、その一例をいくつかご紹介します。

人に慣れさせようと人が多い場所へ連れて行く

歩く犬
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愛犬をほかの人に慣れさせるために、人の多いホームセンターやショッピングモールなどへ無理に連れていくと、かえって不安や警戒心をあおってしまうおそれが。特に人嫌いな犬の場合は、ストレスになるので注意が必要です。

人が苦手な犬の場合は、無理にお出かけに連れ出すのはやめ、どうしても同伴させたいときは、まずは人の少ない場所へ連れて行き、少しずつ慣れることから始めましょう。

しつけのために粗相やイタズラをあとから注意する

叱られる犬
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犬は過去のことを注意されても理解できないため、注意する飼い主さんに対して不快感を覚えてしまいます。ましてや、マズルをつかんで注意などしたときには、犬は強いストレスを感じ、関係が悪化してしまうことも。

愛犬が粗相やイタズラをしたときは、あとから注意したり、体で教えたりするのではなく、されないように飼い主さんが工夫することが大切です。粗相の場合は、トイレのしつけをやり直すことも効果的でしょう。

ニオイを消すために香りの強い消臭剤や芳香剤を使う

プードル
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部屋のニオイをよくするために使う消臭剤や芳香剤。しかし、犬は非常に嗅覚が優れているため、その香りが強いとストレスになってしまいます。また、犬はタバコやアルコールのニオイも苦手なので注意しましょう。

部屋のニオイが気になる場合は、無臭タイプの消臭剤を使うのがおすすめ。洗濯物に使う芳香剤も、自然なやさしい香りのものを使用するようにしましょう。

友達犬をつくるために無理にドッグランへ連れて行く

黄昏る犬
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「ほかの犬と仲よくなってほしい」と無理にドッグランへ連れて行ったり、散歩中にほかの犬とすれ違うたびにあいさつさせたりするのは考えもの。犬の性格によっては、ストレスを感じてしまいます。

愛犬が犬好きな性格でない場合は、無理にほかの犬と接触させない方が無難でしょう。犬友達がいなくても、飼い主さんとの関係が良好なら犬は幸せなのです。

当てはまる行動があれば今すぐ見直して!

小さい犬
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飼い主さんが愛犬のためにと思ってしていたことも、ドッグハラスメントになってしまう場合があることがわかりました。今回ご紹介した4つの行動のうち、ご自身に当てはまるものがある場合は、今すぐ見直してみることが大切です。
参考/「いぬのきもち」2020年2月号『かわいがっているつもりのアノ行動が……じつはストレスになっていた! NO MORE! DOG (ドッグ)ハラスメント』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター ジャパンケネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士 さいたま市動物愛護推進委員 戸田美由紀先生)
文/ハセベサチコ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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