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【愛犬に介護が必要になったら…】知っておきたい犬の食事の介護

シニア犬の老化が進んで、固形物を上手に食べられなくなったときのために、食事介護のアイデアを知っておくと役立つかもしれません。おうちでできる犬の流動食の作り方と与え方の注意点を、いぬのきもち相談室の獣医師が解説します。

犬はどんな時に流動食が必要になるの?

【犬の介護】お家でできる犬の流動食の作り方と与え方
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は年を取ると食が細くなったり、消化能力が低下することがあります。

シニア犬がごはんを噛みにくそうにしているときや、口からポロポロとこぼすようになったとき、愛犬の体の状態によって獣医師からの指示が出たときなどに、流動食を含むやわらかいごはんが必要となります。

流動食はおうちで作ることができる

【犬の介護】お家でできる犬の流動食の作り方と与え方
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
やわらかい食事の形状としては、ドライフードをふやかした状態、ふやかしたフードをミキサーやすり鉢などを使ってすりつぶした状態、液体状(市販の介護食)などがあります。動物病院でも流動食として使用できるフードが販売されていることが多いです。

カリカリのドッグフードを上手に食べることができなかったり、むせることが増えた場合は、ドライフードをぬるま湯でふやかすとよいでしょう。

注意点としては、ぬるま湯を使うことです。熱湯は、ドライフードの栄養素が変化する恐れがあるので避けましょう。

流動状にしたい場合は、水分量を調整してふやけたドッグフードをミキサーやすり鉢などですりつぶせば、おうちでできる流動食となります。

この方法は、普段お水をあまり飲まない犬も、フードをふやかすことで食事と一緒に水分も摂取できるのでおすすめです。

犬の流動食の与え方と注意点

【犬の介護】お家でできる犬の流動食の作り方と与え方
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
流動食を愛犬に与える際は、やや太めのシリンジなどを使用すると与えやすいです。

まず、犬の顎にタオルをあてて顔を支えながら、口の端にシリンジなどの先端を入れて少しずつ流動食を流し込みます。食べ終わるまで10分以上かかる犬もいるので、急がず・あせらず・ゆっくりと与えてください。

注意点は誤嚥を起こさないことです。犬の口を上に向けて急に流動食を流し込むと、のどに詰まったり誤嚥をする恐れがあるので、上から勢いよく注ぎ込まないようにしましょう。

シニア犬がごはんを食べないと心配になってしまいますよね?こんな時は、まずは慌てずに、愛犬の状態に合った食事の与え方の工夫をしてみるとよいでしょう。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

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