1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 愛犬がシニア期を迎える前に知っておこう|介護や必要なお世話は?

愛犬がシニア期を迎える前に知っておこう|介護や必要なお世話は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

愛犬にはできることなら老いても健康でいてほしいですが、犬も人同様、加齢とともに不自由になることが増えてきます。今回は愛犬に健康で長生きしてもらうためにも、シニア期を迎える前に知っておきたいことをご紹介します。

愛犬が「老いる」とはどういうこと?

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

大型犬なら5~6才、小型犬なら7~8才ごろから、心身ともに少しずつ変化が出てきます。老いのステージを健康に迎えるためにも、愛犬の老化のサインに気付き、その時期に適した健康管理をしていきましょう。

老化のサインはここに出る

・被毛や皮膚のトラブル
毛がパサついて量が少なくなったり、毛が白くなったりと目に見える変化があります。また、皮膚のかゆみや色素沈着が生じやすくなります。

・歯や歯茎の衰え
歯周病が進行することで、出血したり口臭がひどくなったりします。それ以外にも歯が抜けるなどの症状が出ることもあります。

・感覚器官の衰え
視力や聴力の低下に加え、白内障を起こす場合もあります。

・体力や免疫力の低下
ウイルスに感染しやすくなったり、体調不良を起こしたり、けがの回復が遅くなったりします。

・認知症
トイレの失敗や昼夜の逆転など、それまでとの行動に変化がみられることがあります。

老化のサインに気付くには

愛犬がまだ若いうちに、歩いているところや運動しているところをよく観察しておきましょう。動画などを撮影しておくと、過去と現在とを比較しやすくなるでしょう。また、日ごろから愛犬の全身に触れてスキンシップしながら、毛や皮膚の状態を把握しておきましょう。老化のサインに気付きやすくなります。

シニア犬になる前に!足を鍛えて健康寿命を延ばそう

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

人間界でも高齢化社会と叫ばれていますが、犬の世界でも今や4頭に1頭がシニア犬という時代です。シニア犬は加齢とともに活動量や筋肉量が減少していきます。運動不足で腹筋や後ろ足の筋肉が弱くなると排泄が難しくなったり、寝たきりになってしまったりする場合もあります。

それらを予防し、愛犬に「健康寿命」を延ばしてもらうのに効果的なのが「後ろ足の筋肉強化」です。年老いてからも自分の力で活動できる喜びを実感してもらえるよう、愛犬が元気なうちから筋トレを始めましょう。

筋肉強化にはこんな運動も

後ろ足の筋トレとして効果的な方法のひとつに、「温水プール」が挙げられます。温水プールでは浮力を利用するため、関節への負担が少ない水中歩行で年齢を問わずトレーニングをすることができます。また、陸上より足を大きく使うことで、外歩きに比べて4~8倍の運動効果が期待できます。なお、体を冷やすことが無いように、水温は37~40℃を保つようにしましょう。

さらに、筋肉強化には体感トレーニングも欠かせません。バランスボールなどの不安定な場所でバランスを取らせることで、体幹を鍛える効果が期待できます。どちらの運動も愛犬の安全を充分に確保したうえで行ってくださいね。

こんな運動はなるべく控えよう

関節に負荷をかけるような遊びは、なるべく控えた方が良いでしょう。たとえばボールやフライングディスク投げなどは、対象物をくわえるために足を使って踏み込んだり、急ブレーキをかけたりします。この動作は、必要以上に関節に負荷をかけている場合があります。特に子犬や幼少期の犬は、関節がしっかりと出来上がる前のため、無理はさせない方が良いでしょう。

体の冷えにも要注意

関節は冷えるとこわばるため、ケガなどをしやすくなってしまいます。運動する前は関節まわりを集中して温めることで、その後スムーズに動くことができますし、運動効果も高まります。やけどさせないよう温度に充分注意しながら、湯たんぽなどを利用すると良いでしょう。

シニア犬の介護施設とは

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

人と同様、犬の介護問題も今や問題となりつつあります。愛犬が老いてからも自分の手でケアをしたいという思いがあるでしょうが、飼い主さん自身の高齢化もあるでしょうし、不安やつらさを抱えたままの介護は愛犬にとってもつらいものかもしれません。

そんなときは「シニア犬介護施設」を選択肢の一つとして考えてください。シニア犬介護施設の規模はさまざまですが、老犬や介護が必要な犬を一時的(または長期)で預かり、食事やトイレのお世話、お散歩などの必要なケアをしてくれます。愛犬を預けることに罪悪感をもってしまうかもしれませんが、無理をして介護を続けるよりも、愛犬が安全で健康的な環境で過ごせる場所があれば、結果的にはお互いにとってプラスになる場合もあります。

実際に預けるとなると、経済的なことや施設までの距離など、問題も多いと思いますが、「介護を人の手にゆだねる」ときの選択肢のひとつとして覚えておいてください。なお、大切な愛犬を預ける場所なので、もし利用する時は、飼い主さん自身が施設を訪問して、自身の目でよく確認してからが良いでしょう。

愛おしいシニア犬の魅力

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

年を重ねてますます愛おしくなる、シニア犬ならではの魅力もあります。それは、長く一緒に暮らしてきたからこそ生まれる絆によるものであったり、愛犬自身が年を重ねることで培った穏やかな性格だったりするでしょう。

たとえば飼い主さんのペースを理解してくれて、甘えたりわがままを言ったりするタイミングを全部わかっている子がいたり、若いころとは違う穏やかな表情で話を聞いてくれたりする子もいます。

また、耳や目、足が衰えても生きる姿、そのものに勇気づけられるという飼い主さんもいます。シニア犬は、若いころとはまた違う魅力で、飼い主さんの良きパートナーとして深い愛情を伝えようとしてくれます。

愛犬が年老いても健康でいてもらうため、若いうちにしてあげられることもあります。愛犬がシニアになって介護が必要になったときに何をしてあげられるか、健康なうちから想像しておくと良いかもしれませんね。

出典/「いぬのきもち」2018年2月号『最後まで「愛する」ということ。』(監修:ヤマザキ学園大学准教授 新島典子先生)
文/kate
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

犬と暮らす

更新

関連するキーワード 一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る