犬と飼い主さんの関係性は、日々のコミュケーションの積み重ねの結果です。愛犬が一緒にいたいと思う飼い主さんもいれば、そうでない飼い主さんも。それぞれの飼い主さんの特徴と、犬との関係性を築くうえで心掛けたいコミュニケーションを確認しましょう。
犬が一緒にいたくなる飼い主さんって?
犬は「いいコミュニケーション」をしてくれる飼い主さんほど、信頼して好きになり、一緒にいたいと思うように。その結果、飼い主さんを見つめる、近くによって来るといった行動につながります。
犬に「いつも一緒にいたい!」と思ってもらうためにも、「うれしい」「たのしい」「安心する」という気持ちを犬に味わわせてあげられるようなコミュニケーションを心がけましょう。
犬にとっていいコミュニケーション
愛犬がいい行動をしたら、積極的にほめてあげるようにしましょう。犬が嫌がるそぶりをみせたら、無理強いすることは厳禁です。愛犬からのサインを見逃さないためにも、普段から愛犬の表情や行動をよく観察するようにしてください。
また、飼い主さんとのスキンシップや遊びも大切なポイントです。
犬が一緒にいたくない飼い主さんって?
飼い主さんと一緒にいても楽しくない、飼い主さんは怖いから関わりたくない、近くにいると嫌なことばかりされるから離れたいなど、「嫌い」「怖い」という心理が働くと、犬は飼い主さんと一緒にいることを嫌がるようになります。
その結果、飼い主さんを見ない、離れようとするといった行動につながることに。
犬にとって悪いコミュニケーション
いい子にできないと叱ったり、犬の嫌がることを無理にしようとするのは厳禁です。
一方でスキンシップをほとんどしない、いっしょに遊ばないなど、コミュニケーションを怠るのもよくありません。
愛犬との関係性を見直してみよう
犬にとってのいいコミュニケーションと悪いコミュケーションを把握したら、愛犬との関係性を一度見直してみましょう。
愛犬がどのくらい飼い主さんと一緒にいたいと思っているのか確認する場合、犬の前で急に飼い主さんが隠れる方法もおすすめです。
愛犬の前で突然ソファの陰などに隠れると、飼い主さんのことが好きなら「どこかな?」と探しに来るはずです。早ければ早いほど、その気持ちが強いといえるでしょう。
分離不安には注意!
飼い主さんと一緒にいたいと思ってくれるのは嬉しいことですが、過剰にならないように注意する必要もあります。
たとえば飼い主さんが少しでも離れると吠えたりパニックになるようなら、分離不安の可能性も。
愛犬のおねだりには応じず、飼い主さん主導で遊びやスキンシップを行うと防げるようです。
犬と飼い主さんの関係性をうまく構築していくためにも、愛犬が飼い主さんをどう思っているのか確認し、コミュケーション方法を見直すことが大切です。愛犬にとっていいコミュニケーションを積み重ね、より強い絆を育んでいってくださいね。
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『愛犬の心理学』(監修:帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 加隈良枝先生、東京・世田谷のしつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。