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オス犬の去勢手術する?しない? 飼い主さんの決断理由とは
オス犬に対して行われる「去勢手術」。飼い主さんがオスの愛犬を迎え入れた際に、最初に頭を悩ませる問題ではないでしょうか。受ける、受けないをどう決断したらよいのか。ここでは、飼い主さんたちのそれぞれの決断理由をご紹介します。あなたはどう考えますか?
飼い主さんの頭を悩ませる去勢手術

オス犬に対して行われる「去勢手術」とは、精巣を取り除くことにより生殖能力をなくす手術です。1時間もかからない手術といわれますが、全身麻酔が必要になります。
早めに行うことでマーキング予防になったり、精巣腫瘍・肛門周囲腺腫・前立腺肥大など病気の予防になったりとメリットがありますが、愛犬の体にメスを入れることになるため、思い悩む飼い主さんも多いでしょう。
去勢手術を受けた飼い主さん、迷っている飼い主さん、受けなかった飼い主さんには、それぞれどんな理由があるのでしょうか?
病気予防やマーキング対策のため

まずは、去勢手術を受けた飼い主さんの理由をご紹介します。
・「家の中でもするほどマーキング癖がひどく、マウンティングも頻繁にしていたため、その対策として」
・「手術を受けていた先代犬が大病することなく長生きしたため。今の愛犬にも長生きしてもらいたいと思ったから」
・「去勢手術をしていなかった友人の犬が病気になって苦労したと聞いたため」
「病気ではないのに」という思いが……

手術を決断できずに迷っている飼い主さんの思いは……。
・「病気ではないのに、麻酔をかけて手術をすることに抵抗があり踏み切れないでいる」
・「将来、もしかしたら愛犬の子犬を産ませたいと思う“お嫁さん候補”の犬が現れるかもしれないという思いがあり、手術できないでいる」
・「愛犬が成長期なので、手術することにより体への悪影響があるのではないか、との思いから躊躇している」
家族や獣医師と話し合って決断

手術を受けないと決めた飼い主さんには、こんな気持ちが。
・「子犬のときはあま噛みやマーキングがひどかったので、去勢手術について獣医師に相談したところ、“1歳未満で去勢すると皮膚トラブルを起こすかも”という話を聞き、手術を受けないことに」
・「夫が過去に飼っていた愛犬は去勢しなくても長生きしたため。自分がされるみたいで抵抗があるという夫の意見を尊重している」
犬の年齢や個性によっても去勢手術に対する考え方は異なりますし、獣医師の意見もさまざまです。飼い主さんは、手術のメリットやデメリットを理解して、愛犬や飼い主さん家族にとって最良の選択をしたいですね。
参考/「いぬのきもち」2017年4月号『受ける?受けない?決断の理由を教えて!避妊・去勢手術みんなの体験談』(監修:東京動物医療センター副院長 南直秀先生)
文/hattori
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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