愛犬と幸せに暮らすためには、きちんとしつけをする必要があります。しかし、しつけ方を間違ってしまうと、愛犬を“不幸”にしてしまうケースが……。そこで今回は、犬を不幸にする「間違ったしつけ方」を4つご紹介します。ご自身の行動に当てはまるものはないか、チェックしてみてください。
「オスワリ」などのコマンドを強い口調で言う
「オスワリ」などのコマンドを強い口調で言うと、犬を怖がらせてしまうおそれがあります。犬は怖かったり、痛かったりしたことなどは、その後もずっと覚えているケースが多いので注意が必要です。
愛犬に「オスワリ」などのコマンドを覚えさせたいときは、強い口調で言うのではなく、できるようになるまで繰り返し練習するようにしましょう。
トイレの失敗を叱る
トイレの失敗を叱ってしまうと、犬は叱られるのを嫌がり、隠れた場所にオシッコをするようになることが。ビクビクしながら隠れてオシッコをさせるのもかわいそうなので、トイレの失敗は叱らないであげましょう。
トイレのしつけをするときは、トイレシーツを多めに使うのがおすすめ。トイレスペースをできるだけ広くしてあげることで、成功しやすくなりますよ。
毎日決まった時間にお世話をする
毎日同じ時間にゴハンを与えるなど、決まった時間にお世話をすることが、犬のしつけのためになると考えるかたもいるようですが、そうとは限りません。
むしろ、用事などで決まった時間にお世話ができない日があると、犬はストレスや不安を感じ、おねだり吠えなどの困りごとを招きやすくなるので要注意。愛犬のお世話はランダムに行うようにしましょう。
厳しく叱ってしつける
一昔前は、いかに強い番犬に育てるかが重要視されていたため、厳しく叱ってしつける方法が一般的でした。しかし、近年は犬との関わり方が大きく変化し、家族やパートナーとしてともに暮らすことを望む飼い主さんが増え、厳しく叱るしつけは見直されています。
犬をしつけるときは、失敗したときに叱るのではなく、成功したときにほめてあげるのがポイント。そのほうが犬にとってストレスになりにくく、犬から嫌われるリスクも低いです。また、しつけを通して絆も強まりますし、しつけ自体も入りやすいでしょう。
正しい方法で犬をしつけることは、今後の幸せな生活につながります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2019年4月号『気になるあの“しつけのうわさ”ウソ?ホント?を判定!』(監修:犬のしつけ教室DOGLY代表 日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 荒井隆嘉先生)
文/ハセベサチコ
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