犬を迎え入れることが決まったら、お世話や万が一のことについて家族で話し合い、事前に役割分担などを決めておくことが大切です。そこで今回は、犬を迎え入れる前に、家族で話し合っておきたいことについてまとめてみました。
愛犬のお世話について話し合おう
犬との暮らしをある程度イメージしておくためにも、どんなお世話が必要で、それを誰が担当するのか、事前に話し合っておきましょう。
お手入れについて
ブラッシングやシャンプー、歯磨き、爪切りといったお手入れは、犬をケガや病気から守るために欠かせないもの。誰がどのお手入れを担当するのか、事前に決めておきましょう。
食事や飲み水のお世話について
栄養バランスの整った食事や新鮮な水は、犬の体をつくり、健康を維持するためにとても重要な役割を果たします。食事や飲み水のお世話は毎日のことですので、1人の負担にならないよう役割分担しておくと◎
散歩について
犬にとって散歩は、いい運動になるのはもちろん、さまざまな刺激を受けることができる楽しい時間でもあります。悪天候や体調不良の日などを除き、基本的に毎日連れて行ってあげたいので、きちんと役割分担しておきましょう。
愛犬の介護や病気について話し合おう
犬も年を重ねると、病気にかかりやすくなるほか、介護が必要になる場合があります。いざというときに慌てないよう、特別なお世話が必要になったときのことについても、話し合っておきましょう。
愛犬に介護が必要になったときについて
シニア犬になると、体力や筋力、感覚機能の衰えなどから、それまでできていたことができなくなることがあります。愛犬に介護が必要になったときはどうするのか、少し先のことかもしれませんが、家族で話し合ってみてください。
愛犬が病気になったときについて
正しい方法でケアをしていても、犬は病気になってしまうことがあります。通院や自宅での看護が必要になったとき、誰が対応するかなどを話し合って、愛犬が病気になってしまったときのこともイメージしておきましょう。
飼い主さんに“何か”あったときのことについて話し合うことも大切
飼い主さんが事故に遭ったり、病気にかかったりして、犬と暮らすことが難しくなるケースも考えられます。そのような万が一の事態に備えて、新たな飼い主さんを探す方法について考えておくことも、犬を迎え入れるうえではとても重要です。
愛犬と暮らせなくなったときに託せる人はいるのか、また、そのような人がいない場合はどうやって新たな飼い主さんを探すのか、一度話し合っておくようにしましょう。
犬を飼うと生活は大きく変化しますが、しっかりと話し合って準備をしておけば、何かあったときでも落ち着いて対処できるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」特別編集『犬との暮らし大事典』(監修:しつけスクール「Can!Do!Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。