犬は年をとると、そそうをする回数も増えてきます。今までトイレで排泄できていたとしても、腎臓病やホルモンの病気などによりオシッコの量が増えたり、足腰の弱り、トイレまで間に合わなくなることも。
毎回片づけに追われるなど、トイレのサポートは大変になりがち。
そこで今回は、愛犬のトイレの失敗を防ぐ、3つの方法をご紹介します。上手にサポートして、トイレのお世話の負担を軽減しましょう!
おむつを使おう
愛犬が年をとって家の中でそそうをする回数が増えてきたら、犬用のおむつを使うのもひとつの手です。
オス犬の場合は、トイレシーツで作った“簡易おむつ”を使うこともできます。トイレシーツを縦に折って細長くし、腰まわりに巻くだけなので、作り方はとても簡単です。1~2時間程度の留守番をさせる場合には十分でしょう。
トイレに柵をつけよう
愛犬がトイレのまわりでそそうをするようになったら、排せつ場所をわかりやすくするために柵をつけるのもおすすめです。愛犬がトイレの場所を認識しやすくなることで、排せつ物のはみ出しが減るでしょう。
市販の柵を購入するか、100円ショップなどで売っている柵やジョイントを組み合わせるのもOK。自作する場合は、トイレトレーに合わせてまわりに柵をつなげ、上から見てコの字型になるように置きましょう。
柵が倒れないよう、テープやブックエンドなどで数ヶ所留めて固定するのがポイントです。
ベッドにトイレシーツを敷こう
愛犬がベッドで頻繁にそそうをするようになったら、ベッドの中に大きめのトイレシーツを敷いてみましょう。ベッドが汚れないので洗濯の手間が省けるうえ、トイレシーツも簡単に交換できるので、お世話が楽になるはずです。
ベッドをポリ袋でくるむ方法も◎
病気などでオシッコの量が多い犬の場合は、ベッドを大きなポリ袋に入れ、その上からタオルを敷くと安心です。ベッド本体は汚れることなく、居心地のいい場所が作れます。
犬は年をとると、足腰が弱るなどしてトイレが間に合わなくなるケースも多くあります。犬も長生きする時代、飼い主さんのサポートはどんな犬でも必要になるもの。飼い主さんも楽な方法を見つけて適切にサポートしていきましょう。
参考/「いぬのきもち」2020年4月号「いざというときの介護にそなえて 愛犬のサポートの手引き」(監修:「石田ようこ 犬と猫の歯科クリニック」院長 獣医師 石田陽子先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。