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犬にも「更年期障害」ってあるの? 犬のホルモンQ&A
犬は人と同じようにさまざまなホルモンによってからだの機能を維持していますが、ホルモンのこと、どれくらい知っていますか? 今回は、知っているようで意外と知らない「犬のホルモン」について、気になる疑問にお答えします!
Q「そもそもホルモンって何?なぜ必要?」
ホルモンとは、体のさまざまな部位から分泌される化学物質のこと。
体の機能が正常に働くように指示する〝司令塔〞のような役割を果たしています。また、「怒り」「安心」などの感情についてもホルモンが深く関係しており、健康な心身を保つために必要なものなのです。
体の機能が正常に働くように指示する〝司令塔〞のような役割を果たしています。また、「怒り」「安心」などの感情についてもホルモンが深く関係しており、健康な心身を保つために必要なものなのです。
Q「フェロモンとホルモン、何が違う?」
ホルモンは体内に作用して体の働きを調節するもので、フェロモンは体外で“ニオイ分子”として自分以外の相手に作用するもの、という違いがあります。
体内と体外、どちらでも働くホルモンもあります。
体内と体外、どちらでも働くホルモンもあります。
Q「犬に更年期障害ってある?」
更年期障害は、女性が閉経することで体のホルモンバランスが崩れて起こりますが、犬は閉経しないため人のような更年期障害はないと考えられています。
ただし、犬も加齢でホルモンバランスが崩れることも。
ただし、犬も加齢でホルモンバランスが崩れることも。
Q「犬にしかないホルモンってあるの?」
犬にしかないホルモンはありません。
犬と人のホルモンの種類はほとんど同じで、その働きも基本的には同じと考えられています。約100種類ほどのホルモンが発見されていますが、働きについてはまだ解明されていないことも多いようです。
犬と人のホルモンの種類はほとんど同じで、その働きも基本的には同じと考えられています。約100種類ほどのホルモンが発見されていますが、働きについてはまだ解明されていないことも多いようです。
Q「ステロイドホルモンって治療に使うステロイドと違うもの?」
ホルモンの種類で「ステロイドホルモン」、というものがありますが、これは動物病院で処方されるステロイドのことです。
ステロイドホルモンとは、副腎、精巣、卵巣から分泌され、コレステロールからできる脂溶性のホルモンのことで、抗炎症作用をもつため、治療で使うことが多いです。よく使われるのは糖質コルチコイド(コルチゾール)です。
いかがでしたか? 目に見えないのでふだんはあまり気にならないホルモンですが、シニア期になるとホルモンが原因の病気なども多くなってきますから、ホルモンのことをもっと知って、愛犬の健康に役立ててみてくださいね。
参考/いぬのきもち2020年5月号『病気、しつけ、感情も! すべてにかかわっていた! 気になるホルモンのことすべて』(監修:「石田ようこ犬と猫の歯科クリニック」院長 石田陽子先生/麻布大学獣医学部 動物応用科学科教授 菊水健史先生)
文/melanie
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
ステロイドホルモンとは、副腎、精巣、卵巣から分泌され、コレステロールからできる脂溶性のホルモンのことで、抗炎症作用をもつため、治療で使うことが多いです。よく使われるのは糖質コルチコイド(コルチゾール)です。
いかがでしたか? 目に見えないのでふだんはあまり気にならないホルモンですが、シニア期になるとホルモンが原因の病気なども多くなってきますから、ホルモンのことをもっと知って、愛犬の健康に役立ててみてくださいね。
参考/いぬのきもち2020年5月号『病気、しつけ、感情も! すべてにかかわっていた! 気になるホルモンのことすべて』(監修:「石田ようこ犬と猫の歯科クリニック」院長 石田陽子先生/麻布大学獣医学部 動物応用科学科教授 菊水健史先生)
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