犬はスキンシップの時間が減ったり、嫌なことをされたりすると、飼い主さんに対して苦手意識をもつことがあります。今回は、飼い主さんのことを「苦手だな」と感じている犬が取りがちな行動について解説します。愛犬に好きになってもらう方法もご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
飼い主さんが「苦手」な犬が取りがちな行動
名前を呼んでも無反応・逃げる
名前を呼んだり遊びに誘ったりしたときに、愛犬が反応しない・逃げる場合は、「飼い主さんといてもつまらない」などと感じている可能性が。ふだんのコミュニケーションがうまくできていないのかもしれません。
愛犬をなでようとすると逃げる
なでようとしたときや近くに座ったとき、愛犬が避けたり逃げたりする場合は、飼い主さんに対して「嫌なことをされる」というイメージをもっている可能性があります。愛犬は「飼い主さんが近くにいると、何をされるかわからない」という不安な気持ちになり、つい逃げてしまうのです。
トレーニングに集中しない
ふだんから愛犬をたくさんほめていると、愛犬は「もっとほめてほしい!」と飼い主さんの指示に集中します。しかし、ほめる機会が不足していると飼い主さんに集中せず、トレーニング中もよそ見することが多くなります。
遊びに誘っても無視する
毎日一緒に楽しく遊んでいれば、飼い主さんが遊びに誘ったとき、愛犬は「飼い主さんとならまた楽しい気分で遊べるかも」という期待からすぐに遊び始めます。しかし、好きではない飼い主さんから誘われても、愛犬は「一緒に遊んでもつまらない」という気持ちになり、飼い主さんの誘いを無視したり、逃げたりするでしょう。
どうやったら愛犬から好かれるの?
犬は「楽しい」「うれしい」「安心する」などの気持ちにさせてくれる飼い主さんには、「好き」という心理が働き、信頼するようになります。そのため、愛犬から好かれる飼い主さんになるには、ふだんから“いいコミュニケーション”を取り、たくさん愛情を伝えてあげるこが大切です。
どんなコミュニケーションをとればいいの?
愛犬に好きになってもらうためには、ふだんから愛犬がポジティブな気持ちになれるコミュニケーションが不可欠です。
例えば、いい行動をたくさんほめる、犬の嫌がることを無理にしない、スキンシップをたくさんする、楽しく一緒に遊ぶなど、積極的に愛犬と楽しい時間を共有しましょう。
こうした“いいコミュニケーション”を続けていれば、これまで「飼い主さん苦手だな~」と思っていた愛犬も徐々に飼い主さんを信頼するようになり、飼い主さんのことが「好き」になっていくはずですよ。
愛犬から愛されるには日々の積み重ねが大切
愛犬といい関係性を築くには、ふだんからの積み重ねが大切です。愛犬の行動から気持ちを知って、お互いが信頼し合える関係を築いていきましょう。
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『いつものしぐさ、心理面からのぞいてみよう!愛犬の心理学』(監修:帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 加隈良枝先生、しつけスクール「Can!Do!Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。