愛犬のベッドはきちんと掃除していますか? 犬の寝床は、実はノミやダニが生息・繁殖しやすい場所。ノミやダニは怖い病気を引き起こすおそれもあるため、犬用ベッドは定期的に掃除したいものです。詳しい掃除方法をご紹介します!
犬のベッドにはノミやダニがつきやすい?
ノミや家ダニは、暖かくて適度に湿気のある環境を好みます。また、ノミや家ダニが栄養源とするのはフケや皮脂、食べこぼしなど。犬のベッドは、家庭の中でもノミや家ダニが生息しやすい場所といえるでしょう。
さらに、犬用ベッドにはノミの成虫だけでなく、卵や幼虫、サナギがつく可能性もあります。養分となる成虫のフンもたまるため、こまめな掃除を心がけましょう。
ノミやマダニは怖い病気をもたらすことも
ノミやマダニがもたらす病気は、犬に感染する場合もあり注意が必要です。ノミの吸血による皮膚病や、ノミを媒介とする病気、マダニを媒介とするウイルス感染症など、さまざまな病気にかかる危険性があります。
愛犬を感染させないためにも、室内にノミやマダニがいそうな場所はしっかり掃除するのが大切です。
犬のベッドの掃除方法は?
ノミや家ダニを生息・繁殖させないためにも、犬用ベッドは以下のような方法で掃除するのがおすすめです。家ダニは50℃以上の高温に弱いとされるため、スチームアイロンを使って高温で対処し、天日干しで乾燥させて撃退しましょう。
1・ハウスダストを除去しよう
まずは掃除機や粘着クリーナーで犬用ベッドを掃除し、ハウスダストを取り除きます。
2・アイロンをかけよう
犬用ベッドに当て布をし、スチームアイロンをかけます。1カ所につき2~3秒を目安に、押しのばすようにかけるのがポイントです。ベッド全体にまんべんなくかけましょう。
3・天日干ししよう
スチームアイロンの湿気を飛ばすため天日干しをします。それぞれ1時間ほどを目安に、両面をしっかり乾燥させてください。
4・軽く掃除機をかけよう
家ダニの死骸やハウスダスト、外の汚れなどを除去するため、掃除機や粘着クリーナーで仕上げの掃除を行います。
愛犬のベッドを清潔に保とう!
ノミやダニが活動しやすいのは、気温や湿度が高い春から夏の時期。とはいえ、室内が暖房で快適になる冬も油断できません。犬用ベッドをはじめ、ソファやカーペット、床などをしっかり掃除し、ノミやダニが住みつかない環境を整えてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2017年12月号『じつは冬でもキケンなんです!ノミ・ダニのいない部屋作り』(監修:ベスト代表取締役 植木照夫先生、サエキベテリナリィ・サイエンス代表 佐伯英治先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。