犬のかわいいしぐさ・行動のなかには、大好きな飼い主さんにだからこそ見せる、特別なものがあることをご存じでしょうか? 今回は、犬の「飼い主さん愛」にあふれるかわいいしぐさ・行動をご紹介します。さっそく見ていきましょう!
早く会いたいから玄関まで迎えに行く
犬が飼い主さんの帰りを玄関で待つのは、1秒でも早く会いたいからです。飼い主さんに対する愛情表現のひとつともいえそうですね。
ちなみに、犬が飼い主さんの帰宅を玄関で待っていられるのは、持ち前の聴覚のおかげ。犬は人の約4倍ともいわれる優れた聴覚の持ち主で、遠くの足音や車のエンジン音のかすかな違いさえも、聞き分けることができるといわれています。
ほかの犬を構っているとやきもちを焼く
人と同じように、犬にも嫉妬心や「うらやましい」という感情があると考えられています。そのため、大好きな飼い主さんがほかの犬を構ったり、ほかの人と楽しそうにしていたりすると、「ボク(ワタシ)のことも構ってよ!」という気持ちになり、間に入るなどして気をひこうとするのです。
大好きな飼い主さんを見ると笑顔になる
野生時代に群れで暮らし、仲間同士でコミュニケーションを取っていた名残から、犬は表情筋が発達しています。そのため、大好きな飼い主さんを見ると楽しい気持ちになり、思わず笑顔になることが。
犬と飼い主さんが見つめ合うと、互いに“幸せホルモン”と呼ばれる「オキシトシン」が分泌されるといわれているので、笑顔で見つめ合うことはとてもいいことですね。
飼い主さんに元気がないときはそばに行く
犬は大好きな飼い主さんのことをよく観察しているので、ちょっとした変化にも敏感に気づくことができます。そのため、飼い主さんの元気がないときはすぐに気づいて、「いつもと違うけど、どうしたの?」と、そばに行って調べたくなるのです。
やっぱり犬が大好き♡
ここでは、犬の「飼い主さん愛」にあふれるかわいいしぐさ・行動を、4つご紹介してきました。
ちなみに、犬は「楽しい」「うれしい」「安心する」など、ポジティブな感情が伴った記憶はずっと覚えていられる動物といわれ、愛情をもってお世話をしてくれた飼い主さんのことは、生涯忘れることはないそうです。
こんなにもさまざまな方法で愛情を伝えてくれる犬たち――。ずっとずっと大切にしていきたいですね。
参考/「いぬのきもち」2018年12月号『犬がキュートなワケを生態からひも解く!犬ってこんなにカワイイ生きものなんです♡』(監修:哺乳類学者 川崎市環境影響評価審議会委員 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。