犬と暮らす
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「まさか!?」が発生しがち 獣医師に聞いた犬の留守番中に起こりうるトラブル&対策法
愛犬に留守番をさせて帰宅したら、部屋の中が大変な惨状になっていた。犬が体調不良を起こしていた。
こんな経験はありませんか?「お留守番に起こりうるトラブル」について、いぬのきもち十一相談室の先生がお話します。
ドッグフードやおやつを食べてしまう

犬用のフードやおやつもたくさん食べすぎると嘔吐や下痢、胃拡張が起こる可能性があります。
例えば、干し芋は繊維が多く乾燥していることで、想像以上に胃や腸で膨らみます。食べた量によっては、腸閉塞や膵炎などの重篤な状況に陥ることもあり、腸閉塞になった場合には手術が必要です。
いたずらによる誤食やケガ、急な体調不良など、留守番中に思いもよらなかったトラブルが起こることがあります。
留守番中は、食べ物を見えないところに置いておきましょう。
人間用の薬を食べてしまう
薬の誤食は命に関わることもあります。錠剤は糖衣でコーティングされていることが多いため、フィルムを噛みちぎって薬を食べてしまうことも多いです。
人用の薬の中には犬に使用するものもありますが、人と犬では体重差があるため、過量になってしまうことや犬には禁忌の薬もあります。犬の留守番の際はしっかり保管しておきましょう。
徘徊でケガをする
犬も認知機能の低下が進むと、同じ場所を歩き続けるなど徘徊をすることがあります。
徘徊する犬は、前に進むことができても、後に戻れないことが多く、室内の行き止まりにはまってしまい、隙間に顔を挟めてしまいケガをする犬が多いです。
他にも階段などを踏み外して足を痛めたり、転倒や転落による骨折・脱臼をすることもあります。
ケージやサークルのような狭いところでも鼻がはまってしまうこともあるため、ケージやサークルを使う場合は、事前に隙間を埋めたり覆っておくとよいでしょう。
停電で熱中症になる
ゲリラ豪雨や雷が発生すると停電をすることがあります。暑い時期に停電が起こり、エアコンが停止したままになると犬が熱中症になる可能性があるので注意しましょう。
飼い主が家にいない間もスマートフォンで室内のエアコンを操作できる製品もあるので、対策を立てておくと安心です。
安全にお留守番させるための対策を

留守番中の思わぬトラブル防ぐためにも、犬に危険なものを室内に置かないこと、お留守番に不安がある場合は、ケージやサークルを利用するか、各部屋へ自由に出入りできないようにするなど、対策を行いましょう!
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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