11月1日は犬の日! この機会に、もっと愛犬との絆を深めたいですよね。そこで今回は、犬が喜ぶ“モフモフ”の極意をご紹介。ポイントをしっかり押さえてスキンシップをすれば、きっと愛犬もうっとりの、ステキなモフモフタイムを過ごすことができますよ♡
犬はモフモフされると嬉しいの?
そもそも、犬はモフモフされることが好きなのでしょうか?
何気なく犬とふれあっているけど……じつは知らない素朴な疑問を、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました。
昔よりもスキンシップ好きな犬が増えている傾向が
先生によると、現代では昔よりもスキンシップを好む犬が増えている傾向があるのだとか。その理由として、人に慣れやすい性格の犬が好まれブリーディングされていること、ペットとして幼いうちから人と一緒に過ごすようになったことが、要因として考えられているそうです。
ふれあうことで安心し、幸せな気分に
母犬が子犬のお世話をするときには、たくさんのスキンシップをとります。先生いわく、犬は幼いころから多くの時間を一緒に過ごす人を母犬のように感じることがあるため、スキンシップを得られることで子犬のように安心し、幸せな気分になるのだそうです。
モフモフされて嬉しい体の部位は?
まずは「あごの下」がおすすめ。慣れればほかの部位も
犬がモフモフされて嬉しい部位には個体差がありますが、まずは、犬から見えるよう、横から「あごの下」をさわるのがおすすめです。慣れてきたら「首から背中」、犬が寝転がってお腹を見せるようなら「お腹」もスキンシップを受け入れやすい部位。
ただし、犬がお腹を見せていないのに、お腹をモフモフするのはNGです。また、「頭」は急にさわられることを怖がるコもいますので、慣れていない犬の頭をいきなりモフモフするのは控えましょう。
体の先端はさわられるのが苦手な部位
犬にとってモフモフされるのが苦手な部位もあります。個体差がありますが、鼻、耳、しっぽ、足先などの体の先端は敏感なため、多くの犬にとってさわられるのは苦手です。
ちなみに、マッサージとしてうまくできると、耳も気持ちよいと感じるコは多いようです。
犬はどんなときにモフモフされたいの?
犬がモフモフしてほしいシチュエーション
犬が「なでてほしいな♡」と思うタイミングでモフモフしてあげれば、より愛犬が喜ぶスキンシップをすることができます。以下のようなシチュエーションは、犬が喜ぶスキンシップのチャンス。ぜひ、愛犬をモフモフしてあげましょう!
- 犬が「なでて」とせがんできたとき
- お互いがリラックスしてそばにいるとき
- ほめるとき
こんなときは「やめて」のサイン
モフモフしている最中に犬が以下のような反応を見せたときは、「もうやめて」のサイン。しつこくしすぎると愛犬に嫌われる原因になるので、モフモフするのは終わりにしましょう。
- 歯を見せて不快なシグナルを出している
- しっぽをイライラ動かしている
- 気持ちよさそうにしていない
- 飼い主さんのもとを離れてよそへ行く
愛犬の好みにあった接し方が大切
スキンシップの好みは、犬それぞれ。モフモフされるのが好きなコがいる一方、激しくさわられることを好まないコや、なでられるのは好きじゃないけど、ただくっついていたい、手をのせていてほしい、というコもいます。
愛犬の個性を知って、好みに合ったスキンシップをするのが、犬が喜ぶポイントです。ぜひこの機会に、スキンシップで愛犬との絆を深めましょう。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。