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よかれと思ってが実は間違いだった! 愛犬が感じる「意外な家の中のストレス」

ほとんどの飼い主さんが「愛犬のために」と思い、さまざまな工夫をしながらお世話をしていることでしょう。しかし残念ながら、そのよかれと思ってやったお世話が裏目に出て、愛犬がストレスを感じている場合も。今回は、犬がストレスを感じる、飼い主さんがやりがちな“気遣い”についてご紹介します。

留守番中は愛犬を自由にする

かわいいチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬だけで留守番をさせるとき、「せめて広い場所で……」と、ケージに入れることなく自由に過ごさせていませんか?

警戒心の強い犬は、飼い主さんの留守中、室内をパトロールしていることがあります。留守番中の行動範囲が広すぎると、警戒しなければいけない範囲も増え、犬がストレスを感じることも。

愛犬を留守番をさせるときは、安心できる広めのケージ内にクレートやトイレを置き、落ち着いて過ごせる環境を整えてあげましょう。

ハウスのそばにトイレを置く

おすましミックス犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ハウスとトイレを隣同士にしていませんか? そそう対策や、「このほうが便利だろう」という親切心からそうしているのかもしれませんが、これは間違いです。

犬は寝床から離れたところで排せつをする習慣があります。ハウスとトイレが近いと本能的にストレスを感じたり、トイレのニオイで嫌な思いをしたりと、犬にとってはデメリットばかり。ハウスとトイレは、できるだけ離して置いてあげましょう。

ずっと同じフードボウルや水入れを使っている

ニコニコのゴールデン・レトリーバー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
子犬の頃から使っているフードボウルや水入れ。「ずっと同じもののほうがいいだろう」と思い込んではいませんか?

犬の成長具合や体の大きさによって、適切なフードボウルのサイズは異なります。使いにくいサイズのものを使い続けていると、犬にとってストレスになることがあるので、定期的に見直してみるといいでしょう。

部屋の目立つところにハウスを置く

新しいハウスに入る、ヨークシャー・テリアのレオンくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「愛犬に何かがあったとき、すぐに気づけるように」そう思って、部屋の目立つところにハウスを置いていませんか?

異変にすぐ気づけるよう目の届く場所に……というのは、飼い主さんとしてすばらしい心がけです。しかし部屋の出入り口など、人の出入りが多い場所にハウスがあると、犬が落ち着けずストレスを感じてしまう場合も。部屋の隅など、ハウスはできるだけ静かなところに置いてあげましょう。

犬用のベッドに「いい香り」をつけている

おくるみにくるまれてご満悦のパンくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が使用する犬用ベッドは毎日洗うものではないため、ニオイが気になることもありますよね。そんなときに、よかれと思って「いい香り」がする消臭剤などを使用していませんか?

人にとっては「ほのかに香る」程度でも、鋭い嗅覚をもつ犬にとっては「強烈な香り」として感じてしまうことがあります。人と犬とではニオイの感じ方が違うことを、忘れないようにしましょう。
飼い主さんの工夫が逆効果になってしまうことは、意外と多いものです。困ったら、愛犬が「犬として」どう思うかを考えると、気遣いの方向性が見えてくるかもしれません。参考にしてみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2018年10月号『飼い主さんがよかれと思っていたことが、じつは愛犬を苦しませていた!?意外なストレス30』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生、獣医師 ぬのかわ犬猫病院中田分院副院長 石田陽子先生)
文/higarina
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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