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怖いだけじゃない?「犬がしっぽを下げているとき」の気持ち3選

犬が嬉しいときに、しっぽを上げて振るしぐさ。
一方で、犬がしっぽを下げている場合はどんな気持ちなのか知っていますか?
獣医師・英国APDT認定ペットドッグトレーナー の藤本聖香先生に「犬がしっぽを下げているときに考えられる気持ち」について聞きました。

1.怖い、不安

豆柴のまるちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬がしっぽを下げて、それを股の間に挟むしぐさを見せたら、それは「怖い」「不安」「来ないで」といった強い恐怖や不安のあらわれです。
しっぽを足の間に巻き込むことで、相手にしっぽをとられないよう隠していたり、体を小さく見せることで自分に敵意はないと示したりしていると考えられます。

2.相手に敵意がないことを示したい

コーギーのこゆきちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
頭を下げてお尻を上げ、さらにしっぽを下げるという、まるでおじぎのようなしぐさをしている場合、これは相手に対して低姿勢になっている状態です。
「敵意はありません」「落ち着いてください」「お手やわらかに」といった気持ちを示しており、しっぽを下げて体全体をやや引き気味にし、相手に対してこの姿勢をキープしてみせます。

なお、この体勢でしっぽが上がっている場合は、「プレイ・バウ」といった遊びに誘うボディ・ランゲージとなり、「遊ぼう!」という積極的な意味になります。

近づいていく場合は、媚びを売っているのかも

頭を下げて体を縮こまらせ、しっぽを下げながらも近づいていくようなら、相手に媚びを売る意味が強いと考えられます。
こちらもやはり体を小さく見せるしぐさで、相手に敵意がないことを示しているのでしょう。相手の様子をうかがいつつ、這うように近づいていくため、先述したような意図に加え、「ごますりしてます」という思いが感じられます。

3.警戒しているけど、気になる

ブルドッグのボンちゃんたち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
しっぽを水平か、水平より下でゆらゆらと左右に揺らすしぐさ。これは、「近づかないで」「不安だな」「緊張するな」といった、相手に警戒心や不安を抱きつつも様子を見ているときに見られるものです。
このとき、口は緊張から閉じていることもあれば、敵意がないことを相手に示すために軽く開けていることもあります。
ひとくちに犬がしっぽを下げているといっても、体勢や表情などによって、さまざまな気持ちが隠されています。犬の気持ちは、その様子から総合的に判断することが見分けるポイント。しっかりと観察し、愛犬の思いをくみ取ってあげてくださいね。
お話を伺った先生/獣医師 英国APDT認定ペットドッグトレーナー Canine Relationz主宰 藤本聖香先生
参考/「いぬのきもち」2020年6月号『360度いぬのこと大調査!第3章 きもちがわかる!いぬのしぐさ35』
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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