犬と暮らす
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仕事で忙しい、面倒で…犬の散歩に毎日行けない飼い主のホンネ 散歩不足のリスクも解説
愛犬の散歩に毎日行く飼い主さんは約8割! 2割は毎日は行けていない状況に
その一方で、約2割の人は毎日は散歩に行けていないようです。どのような事情があるのか聞いてみると、次のような声が寄せられました。
仕事が忙しくて…
- 「帰りが遅く3頭いるので順番に行くと夜中になる場合がある。その時は1頭で精一杯」
- 「仕事の為、毎日は難しいです。そのかわり、毎日、廊下で、オモチャ遊びで、走らせています」
- 「仕事で帰りが遅くなると、家事に追われて行けない事が度々ある」
- 「仕事が不規則なため」
- 「共働きで遅くなる時があり、その時はお散歩に行かず、室内でたくさん一緒に遊ぶようにしてます」
愛犬が怖がりだったり、お散歩嫌いなため…
- 「ウチの愛犬は散歩嫌い!ドライブか抱っこでのお出かけしかしません」
- 「家から出ると、すぐに帰ろうとするから」
- 「元々暗かったり風が強いと怖がって歩かないので、天気がよく、風がない、暖かい時にしか連れ出さない」
- 「小型犬で、もともと散歩が好きではないため」
- 「短足のダックスで散歩もあまり好きそうではないし、汚れるのでその後が大変なので行かないです」
- 「愛犬が外を怖がり外に出すと動けなくなるため」
- 「時間がある夕方から夜にかけての時間になると、怖がって歩かない。なので庭で遊ぶ事が多いです」
- 「天気に関係なくリードの装着ができないため」
- 「家の近くは歩かないので抱っこになる。車でなければ公園に行けない(ペーパードライバーなので主人が居ないと公園に行けない)」
散歩に行くと病気やトラブルの影響があるコも
- 「ドクターストップだから(植物アレルギーだから)」
- 「1頭のコは、散歩に行くと必ず下痢をします。夏場はダニが必ずついてきます」
- 「皮膚が弱いため、あまり頻繁にお散歩しなくてよいと獣医の先生に言われてるため」
散歩に行かなくても、家で遊ばせている
- 「庭で遊ばせているから」
- 「室内で放し飼いにしているから」
- 「庭に広い人工芝とチップのドッグラン100坪ほどがある為、一日5回出して遊ばせているので散歩はなしです」
毎日散歩に行くのはちょっと…
- 「めんどくさいから」
- 「書くの恥ずかしいけどめんどくさい」
「犬の散歩を怠ると病気の引き金にも…」リスクを獣医師が解説
しかし、散歩を怠ることは、犬にさまざまな影響を及ぼすことがあります。犬にとって散歩は、心身の健康を保つためにも重要な意味があるものです。また、飼い主さんが散歩をしてあげることは、お互いの絆にとっても大切なことです。
ここからは、犬の散歩を怠るリスクについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
運動不足による肥満で、あらゆる病気の引き金になることも
体重が重いと関節も痛めやすくなり、回復させることが難しくなってしまいます。また、歩かないでいると筋力がどんどん落ちてしまい、取り戻すにも時間がかかります。
ストレスから咬む、吠えるなどの問題行動を起こすことも
犬がストレスを感じていると、「咬む」「吠える」のほかにも食糞や家の中の物を壊すなどのイタズラや、自分の手足の先をなめ続ける肢端舐性皮膚炎になり、さらに飼い主さんを悩ませることになる場合もあります。
社会性が身につかない
散歩をしないと、犬の社会性が育ちません。小さな刺激にも敏感なコは警戒心が強く怯えるようになったり、見知らぬ人に吠えたり、雷などの音にパニックになってしまうなどの問題行動につながることがあります。
基本的な散歩の頻度・時間の目安は?
小型犬の場合
中型犬
大型犬
もしも飼い主さんが忙しくて散歩に行けない場合は?
どうしても行けない日は無理をせずに、行けたときに少し長めで楽しい散歩をしてあげてください。ほかの対策としては、家族や友人、ペットシッターなど散歩に協力してくれる人をあらかじめ決めておくこともおすすめします。
愛犬が散歩を嫌がる理由について知ろう
体調不良であれば治療を
時間をかけて外の世界に慣れさせよう
愛犬が首輪・リードを嫌がる場合の対処法
その場合、細くて軽い紐のようなものからでもかまいません。飼い主さんはリードを持たずに、床に垂らした状態でOKです。そのとき、床に垂れたリードが犬の足に引っかかってケガをしないように注意してあげてください。
リードをつけたままでごはんを食べてみたり、遊んでみたり、寝てみたりなど、愛犬をふだん通りに過ごさせます。気にせず過ごせたら褒めてあげて、おやつを与えてみてもよいでしょう。
慣れてきたら、今度は家の中で飼い主さんがリードを持って歩く練習をしてみてください。
首輪で引っ張られるのが嫌な場合はハーネスに
愛犬が皮膚病などを患っている場合
アトピーの治療をしながらでも散歩することは可能です。散歩に行ってストレスを解消したほうが免疫力も上がり、治療の助けになる場合もあります。
散歩に行かずに、家の中で遊んであげるだけでも大丈夫?
ただ、お散歩そのもので感じる刺激や楽しさは少し足りない状況だと思います。時間の都合がつくときにはできるだけ散歩もして、愛犬のストレスを発散させてあげてください。
家の中で遊ぶ際には楽しめる工夫も
また、嗅覚や頭脳を刺激する遊びとして、お気に入りのおもちゃやおやつを家具の陰や大き目のタオルの下などに隠し、それを探させるような「探索遊び」を取り入れると達成感もあり、おすすめです。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami
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