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「犬の検便」正しい方法を知ってる? ウンチを動物病院に持っていく場合の注意点
愛犬の急な下痢やウンチの異変は心配ですよね?検便を行うために愛犬のウンチを動物病院に持参する正しい方法をいぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬の検便はどんなときにするの?

動物病院を受診して検便が必要となるのは以下のような場合です。
・ウンチに異常があった場合(下痢、血液の付着がみられる)
・新しく犬や猫を迎えたとき(寄生虫がいないかの確認)
・定期健診や獣医師の指示があったとき
・愛犬の便の状態で気になることがあるとき
検便で寄生虫や細菌、病気のチェックを行う
動物病院で行う検便では、消化管内寄生虫や下痢を起こす細菌の有無、腸内細菌のバランス、色調によって膵臓疾患や血便があるか、下痢の場合には大腸性か小腸性かなどの確認をします。
検便はウンチをまるごと持って行くのが正しい方法

検便のためにウンチを動物病院に持っていく場合は、出たウンチを遠慮せずにまるごと持って行って大丈夫です。トイレや地面でした便を紙やビニールでつかんで、ビニール袋の袋を閉じて持って行きましょう。
水下痢の場合は、全部取ることができないので取れる範囲で拾い、ペットシーツの上で排便した場合はそのままビニール袋に入れてまるごと持って行きます。
出たウンチを全部持って行くのはマナー違反じゃない
検便のためにウンチを拾うとき、最初や最後、血や粘膜がついている場所など、どの部分をどれくらい持って行くべきか迷う飼い主さんもいるかもしれません。
検便はウンチの状態をチェックするためのものなので、ウンチを全部持って行き、獣医師に診てもらいましょう。
便を持参する際に気を付けること

検便に必要なウンチを拾うときは、なるべく新鮮な便を持って行きましょう。数日経過すると硬くなってしまい正しい検査ができなくなってしまうことがあります。
夏場は便がより臭くなるので、受診するまで涼しい場所に置いておきましょう。また、ウンチの入った袋を二重にすると臭いがもれにくくなります。
検便はウンチの量や状態も診てもらうよい機会です。ウンチはビニールに入れて全部の量を持って行きましょう!ウンチを動物病院に持って行く方法をご紹介しました。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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