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愛犬のしぐさ・様子をチェック!寒い時期に起こりやすい犬の病気って?

まだまだ寒い日が続きますが、冬は寒さから、犬に病気やケガなどのトラブルが起きやすいシーズンです。今回は犬のしぐさや様子から発見できる、冬に起こりやすい病気や悪化しやすい病気をまとめました。愛犬に異変がないか毎日チェックし、病気を防ぎましょう。

セキや苦しそうな呼吸は「気管支炎」や「肺炎」の疑いが

ボールをくわえた犬
Iuliia Zavalishina/gettyimages
冬は気管支炎や肺炎になりやすい季節。愛犬がセキをしている、呼吸が苦しそうといった場合は要注意です。

気管支炎は、空気の通り道である気管支にウイルスや細菌が感染して炎症を起こす症状。セキや呼吸困難などの症状が見られます。

また、肺にウイルスや細菌・真菌などが感染して炎症を起こす、肺炎にも注意してください。ゼーゼーと苦しそうな呼吸や発熱・呼吸数の上昇などが見られ、命の危険もあります。とくに子犬やシニア犬は気をつけましょう。

寒い時期は「甲状腺機能低下症」が悪化しやすい

カメラを見上げる犬
Eva Blanco/gettyimages
寒さで悪化しやすい病気のひとつに、甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)が挙げられます。これは代謝をつかさどる甲状腺ホルモンの分泌量が低下する病気。脱毛、元気がなくなる、寒さで震えるなどの症状が見られます。
愛犬の表情がどんよりしていて、寒さでブルブルと震えるしぐさが見られる場合は、寒さのせいで症状が悪化しているのかもしれません。

冬にだけ見られる脱毛は「季節性けん部脱毛症」の可能性も?

ソファに座って飼い主を見上げる犬
Dmytro Varavin/gettyimages
季節性けん部脱毛症は、冬だけ左右対称に脱毛が見られる病気です。脱毛するのは主にわき腹のあたり。くわしい原因はわかっていないものの、日照時間の短い冬に起こるのが特徴です。春になると自然に治癒することもありますよ。
とくにシー・ズーやボクサーなどの犬種がなりやすいので、飼い主さんは注意してください。

血行が悪くなると「関節炎」も悪化のおそれが

蝶ネクタイをしたかわいい犬
whyframestudio/gettyimages
動かない、痛い足をかばうといったしぐさが愛犬に見られたら、関節炎の疑いがあります。冬に関節炎が悪化しやすいのは、血行が悪くなると関節に痛みが出やすくなるため。過去に関節を傷めた犬や、関節が弱くなったシニア犬は要注意です。
冬の寒さは病気のリスクを高め、持病を悪化させるおそれがあります。愛犬のしぐさや様子が病気のサインになる場合もあるので、日頃から愛犬を観察して見逃さないようにしたいですね。
参考/「いぬのきもち」2016年12月号『保存版 寒い季節に起こりがちなトラブルを総まとめ 冬の病気・ケガ一覧表』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生、斉藤動物病院院長 獣医学修士 JBVP監事 齊藤邦史先生)
文/松本マユ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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