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フレンドリーな中・大型犬が、他人に会ったときに徹底すべき2つのこと

人なつっこいことは悪いことではありませんが…

フレンドリーも度が過ぎると、家に来たお客さんに飛びついて洋服を汚したり、押し倒してしまうかも……。
他人に対して警戒心がなく、むしろ人が好き!という犬は、人社会で生きていく上でとても有利です。
散歩や外出の際もストレスを感じにくいですし、動物病院やトリミングサロンに預けるときもトラブルが少ないでしょう。

でも、あまりに人が好きすぎると、ときには相手に迷惑をかけてしまう恐れもあります。

とくに超フレンドリーな中・大型犬の場合は要注意。

かまってほしくて他人に飛びついたり、突進してしまったりすることで、相手にケガをさせる危険性があるからです。
その相手が子どもや高齢の方の場合は特に、相手の身体にかかわる大問題に発展するかもしれません。

トラブルを未然に防ぐためにも、人なつっこい中・大型犬は、他人に会った際に次の2つを徹底するようにしましょう!

徹底すること1)来客とのふれあいは、飼い主さんの許可制に!

日ごろから、オスワリやフセ、マッテといった、愛犬の行動を制御できるしつけをしっかり教えておきましょう!
自宅に来客があった際などは、まず愛犬にオスワリやフセを指示して、はやる気持ちをクールダウンさせます。

きちんと指示に従えたら、飼い主さんが「OK」の合図を出し、相手にかまってもらいましょう。

この方法を繰り返せば、人なつっこい上に、飼い主さんの許可が出るまで静かに待てる、礼儀正しい犬に育ちます。

なお、来客がいても飼い主さんの指示に従えるようにするには、ふだんからの練習が必要です。
オスワリやフセ、マッテといった、愛犬の動きをコントロールするための指示を、繰り返し教えましょう。

他人と会うのは室内だけに限らないので、家の中でだけ練習するのではなく、屋外でも同じ練習を繰り返しておくことをおすすめします。

徹底すること2)散歩中に他人を見かけたら、リードを短く持って立ち止まる!

リードを両手で短めに握ったらその手をおなかの前で固定し、立ち止まって。
フレンドリーな犬は、散歩中に他人を見つけると、つい駆け寄ろうとしがち。

そんなときは、リードを短く持って、その手をおなかの前で固定し、両足を少し開いて立ち止まって。

こうすることで突進を防げ、愛犬も身動きが取れなくなるので徐々に落ち着きを取り戻すはず。

愛犬がリードを引っ張ることをやめ、飼い主さんを見上げるほど落ち着いたら、再び歩き出すようにしましょう。

オスワリして待てたら、ごほうびとして相手にかまってもらっても

落ち着いて待てたごほうびとして、相手にかまってもらいましょう。
前述の方法で突進を防いだあと、もし相手と触れ合わせるなら、まずは相手に、こちらに近づいてこないようにお願いしましょう。
そのうえで、愛犬にオスワリを指示して。
座って静かに待つことができたら、そのごほうびとして相手にこちらへ来てもらい、ほめてかまってもらいましょう。

他人に会うたびにこの方法を実践していれば、次第に愛犬は、「静かに座っていれば、人にかまってもらえる」と覚えます。
いかがでしたか?
人なつっこい犬は、相手からもかわいがられるもの。
愛犬の性格を最大限生かすためにも、飼い主さんはつねに愛犬の行動をコントロールできようにしておくといいですね。

参考/「いぬのきもち」2016年12月号『性格別TOP5別 イイコになる育て方』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生)
写真/佐藤正之
文/h.taco
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