犬と暮らす
UP DATE
犬は季節の変わり目にどんな体調変化を起こしやすい? 獣医師に聞いた
いぬのきもち獣医師相談室の先生に、冬から春は犬のカラダにどんな変化が起こりやすいのか、その注意点を聞きました。
冬から春の季節の変わり目、犬はどんな体調変化を起こしやすい?
外耳炎や皮膚炎になってしまう場合もあれば、もともと持っている外耳炎やアレルギー性皮膚炎、細菌性皮膚炎が、気温の上昇とともに再発しやすくなります。
――どんな症状が多いですか?
獣医師)暖かくなることで代謝が上がってかゆみを感じやすくなる、湿気による皮膚のべたつきや耳道の蒸れなどの悪化による皮膚病などがあるでしょう。
また、気温の上昇でフードが傷みやすくなるため、食中毒や胃腸炎も増えてきます。食器や与える水を清潔にすることを徹底しましょう。
犬のカラダの機能にはどのような影響がある?
犬は人間のように汗をかいて体温を下げることができないため、寒さよりも暑さに弱い動物だといわれます。
このため、気温が急激に上がる春先に熱中症のような症状をみせることがあります。
――春先も熱中症の危険があるのですね。
獣医師)特にシニア犬だと、冬の間は窓際の日向ぼっこをさせるくらいの温度がちょうどよいのですが、春先は気温とともに湿度も上昇するため、日向ぼっこが暑く感じてしまうこともあります。
犬の様子をこまめにみてあげて、口を開けてハアハアと呼吸していたら暑さを感じているサインなので、日陰の風通しがよいところに愛犬を移動させてあげましょう。
体調を崩さないために心がけることは?
お散歩の時間帯に気を付けたり、車で移動するときは車内温度の上昇などに細心の注意を払ってください。
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
UP DATE