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春は犬のホルモンが乱れやすい季節!バランスを整える方法とは
「ホルモン」は、ストレスや季節の変わり目、環境変化、栄養状態などでバランスを崩すことがあるそうです。「犬のホルモンバランスの乱れ」について、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
犬のホルモンとはどんな役割があるの?
獣医師)犬のホルモンは、甲状腺や副腎から出る内分泌系のホルモン、他にも精巣や卵巣から出る性ホルモンがあります。
内分泌系のホルモンは犬の体を維持するために重要なものです。また、発情行動に関連する性ホルモンによって、メスは妊娠することが可能になります。
これらのホルモンバランスはとても大切です。
犬のホルモン、乱れることはあるの?きっかけや原因は?
獣医師)犬もホルモンバランスが乱れることがあります。例えば、性ホルモンについてお話すると、ストレスや季節の変わり目、環境変化、栄養バランスなどによってホルモンバランスを崩すことがあります。
また、生殖器を摘出する去勢手術や避妊手術は、性ホルモンのバランスを崩す1つの原因となります。
ホルモンバランスの乱れは犬にどんな変化をもたらすの?
獣医師)犬の性的な興味が低下したり、活動性の低下があったり、反対に食欲の増加などがみられることがあります。
また、一部では、ホルモンバランスが崩れることによる脱毛症などが起こることもあります。
犬のホルモンバランスを整える方法は?
獣医師)犬が成長する段階で必要な栄養素をしっかりとること、睡眠、運動、環境によるストレスがなるべくかからないようにすることが大切です。
環境によるホルモンバランスの乱れは季節に関係していることも多く、冬から春に気温が上がったり、花粉の飛散なども原因となるので、こういった環境に徐々に慣らしていくことを心がけるとよいでしょう。
特に、気温が上がってきたことによるストレス性の不調は、食欲不振や元気消失、胃腸炎などを起こしやすいので、気になる症状が続くようであれば早めに動物病院を受診しましょう。
春は環境変化が多い季節、ストレスの少ない生活を心がけよう!
春は季節の変化だけでなく、家族の生活サイクルの変化なども含めストレスを感じやすい季節です。ホルモンバランスの乱れを防ぐためにも、できるだけ愛犬にストレスをかけない生活を心がけたいですね。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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