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よく聞くけれど意外に知らない⁉ 椎間板ヘルニアの治療や予防策を解説
今回は、獣医師の高瀬雄行先生にお話を伺いました。犬の椎間板ヘルニアについて、病気の解説から治療法、予防法など基本的な情報をくわしくご紹介します。
椎間板ヘルニアっていったいどんな病気なの?
椎間板ヘルニアになると、痛みやふらつきが出たり、排尿ができなくなる、麻痺が出るなどのさまざまな症状があらわれます。椎間板ヘルニアは出ている症状によって、1~5のグレードに分類して診断されることが多いです。
椎間板ヘルニアはどう治療するの?
外科手術では、回復が早く運動制限が短期間で済むなどメリットがありますが、全身麻酔をする必要があったり、手術費用が高額なことも。
一方、内科治療の場合は、入院せずに自宅でお世話ができますが、重度の場合は回復率が低い、生涯運動制限があるなどのデメリットが。
このように、外科手術と内科治療にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、獣医師と相談して治療内容を決めていきます。
椎間板ヘルニアを予防ために、これを気をつけよう!
□適正体重をキープして、足腰への負荷をかけすぎないようにする
□腰への負担を避けるため、 ジャンプを控える
□正しい抱っこをして、背骨に余計な圧や負担をかけない
□滑りにくい床にして、 滑ることで起こるケガを防ぐ
□高所からの飛び降りを避けて、足腰への負担を軽減する
□ローソファやスロープなどを置いて飛び乗り、飛び降りを防ぐ
参考/いぬのきもち2020年11月号「犬のヘルニアってどんな病気?」(監修:エルムス動物医療センター・センター長 高瀬雄行先生)
イラスト/上垣厚子
文/melanie
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