犬が仰向けになっておなかを見せるしぐさは、SNSを中心に「ヘソ天」などと呼ばれ、多くの犬好きさんを魅了しているようです。
そこで今回は、犬がおなかを見せるときの心理について解説します。
いぬ・ねこのきもち公式アプリに投稿されたかわいい写真も必見ですよ。
犬がおなかを見せるときの心理(1)リラックスしている
犬が自分のおなかを見せるのは、子犬のときに母犬になめて毛づくろいしてもらっていたときの名残。信頼している相手の前でしか見せない、無防備なしぐさといえます。
愛犬がベッドで寝ているときや、飼い主さんのそばにいるときなどに、おなかを上に向けてゴロ~ンと寝転がっている場合は、完全にリラックスしている状態といえるでしょう。
犬がおなかを見せるときの心理(2)甘えたい
犬にとっておなかは弱点のひとつ。仰向けになって弱点をさらけ出すのは、「大好きな飼い主さんにかわいがってもらいたい」などという、甘えたい気持ちのあらわれの可能性も考えられます。
犬がおなかを見せるときの心理(3)ケンカを避けたい
犬は飼い主さんに対してではなく、ほかの犬におなかを見せることもあります。
この場合は、自分の弱点であるおなかを見せることで、相手に対し「敵意はないですよ」と伝えているのでしょう。あえて弱点を見せることで、ケンカを避けようとしているのです。
飼い主さんにおなかを見せるかわいい犬たち
ではここで、いぬ・ねこのきもち公式アプリに投稿された、飼い主さんにおなかを見せるかわいい犬たちをご紹介します。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのリアちゃん
おなかを見せてぐっすりと眠るのは、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのリアちゃん。穏やかな寝顔からは、リラックスしている様子が伝わってきます。
ミックス犬のウニちゃん
こちらは、ミックス犬のウニちゃん。飼い主さんにおなかをナデナデしもらっているときの1枚なのだとか。とても気持ちよさそうな表情をしていますね。
ラブラドール・レトリーバーの空ちゃん
飼い主さんの上でおなかを見せながら眠るのは、ラブラドール・レトリーバーの空ちゃん。飼い主さんの上は、空ちゃんのお気に入りの場所だそうです。
マルチーズのマルちゃん
マルチーズのマルちゃんは、留守番前になるとナデナデしてもらうために、必ずおなかを見せるそう。とってもかわいいですね。
愛犬がおなかを見せたときはやさしくなでてあげて
愛犬が飼い主さんの前で仰向けになっておなかを見せるのは、飼い主さんを信頼している証拠でもあります。愛犬がおなかを見せてくれたときは、「愛犬からの愛情表現」と思って、やさしくおなかをなでてあげるのもよいですね。
ただし、激しくなでるとじゃれ噛みすることもあるので、興奮させないように力加減には十分注意しましょう。
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『犬のオモシロ習性図鑑 vol.13 あおむけゴロ~ン♡』(監修:獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授 増田宏司先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。