SNSなどでは、犬が飼い主さんの膝の上に乗っている写真を見かけます。なんともほほえましい光景ではありますが、実際に犬が長時間膝の上に居座り続けると、身動きが取れなくて困ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、愛犬が膝の上に乗ってきたときの上手な「返し方」をご紹介します。
そもそも、なぜ犬は人の膝の上に乗りたがるの?
犬にとって飼い主さんの膝の上は、大好きな飼い主さんの温もりを感じられる大切な場所。飼い主さんの注目を浴びながら、思う存分甘えられるので“絶好の居場所”なのです。そのため、飼い主さんが腰をおろせば、ここぞとばかりに膝に乗りたがる犬もいるのではないでしょうか。
犬が飼い主さんの膝の上に乗るのは、「大好き」という愛情表現ともいえますね。
こちらは、@uzrtamagoさんの愛犬です。当たり前のように膝の上にやってきて、くつろぎはじめたのだとか……。
人に乗ることが大好き?
@AduItPeterPanさんの愛犬は、人の上に乗るのが大好きだといいます。このときは、背中に乗ってくつろいでいるようですね。
愛犬が膝の上に乗ってきたときの上手な返し方
愛犬が大好きだからといって愛犬がずっと膝の上にいるのも大変ですよね。
愛犬が膝の上に乗って「大好き」という気持ちを伝えてくれると、もっとスキンシップを楽しんであげたい気持ちになりますが、「下りて」を教えることも大切です。
愛犬の甘えたい気持ちを受け止めつつも、飼い主さんのペースでスキンシップを終了しましょう。
体の上に乗らないけれど、くっついてきたときは?
ちなみに、体の上に乗るほどではないけど、愛犬が体の一部をくっつけてくるという飼い主さんも多いのではないでしょうか? 実はこのしぐさも「大好き」という気持ちのあらわれ。そんなときは、愛犬の様子を見て次のように返してみましょう。
足元にくっついて、落ち着いているとき
愛犬が足元でフセをしているのであれば、飼い主さんとの信頼関係が築けている証拠。たまにやさしく声をかけて、自分も愛犬を近くに感じていることを伝えてあげると、より仲が深まるでしょう。
それと同時に、足元でフセをする行為は外出先でも役立つので、ほめて伸ばしてあげるのもおすすめです。
そばに来てくっつく
犬は群れで暮らしていたころの名残で、信頼する相手とくっついていると安心できます。とはいえ、「飼い主さんと常に一緒にいないと不安」という状態になるのは、よくありません。どこまでもくっついてくる場合は「マッテ」を教えて、犬だけでも安心して待てるようにしつけましょう。
愛犬のサインを受け止めて、かけがえのないスキンシップタイムを存分に楽しみましょう。
参考/「いぬのきもち」2017年4月号『もっと仲よくなれる“お返事のしかた”つき 愛犬の大好きサイン&ツンデレサイン』(監修:東京農業大学農学部バイオセラピー学科教授 獣医師 獣医学博士 増田宏司先生)
参照/Twitter
文/こさきはな
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。