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犬を飼ったら絶対に知っておきたい!「フィラリア症予防」のこと
フィラリア症ってどんな病気?
蚊の吸血によって犬の体内に入り込んだフィラリアの幼虫は、成長しながら時間をかけて犬の心臓や肺動脈に移動し、そこで成虫となって寄生することで、さまざまな症状を引き起こします。
フィラリア症の主な症状
さらに病気が進行して末期になると、上記の症状に加え、痩せる・苦しそうに呼吸をする・咳をした際に吐血や嘔吐をする・運動時に失神する・赤~茶色の尿が出る・歯ぐきが白くなる(貧血)などの症状が見られるでしょう。
急性のフィラリア症「大静脈症候群」に要注意
しかし、なかには「大静脈症候群」という、急性のフィラリア症を発症するケースも見られるため注意が必要です。大静脈症候群を発症すると、赤~茶色の尿が出る・呼吸困難・低血圧・虚脱(脱力し元気がない状態)などの症状が見られ、治療が遅れると死亡してしまうおそれもあります。
大変危険な状態ですので、なるべく早く動物病院を受診するようにしてください。
フィラリア症はほぼ100%予防できる
犬のフィラリア症を予防する方法
予防薬の種類は、嗜好性が高いチュアブルタイプや、犬の首の後ろに滴下するスポットタイプ、錠剤や粉薬などの経口薬タイプがあり、毎月1回、1カ月間隔で投与します。また、1回で1年程度効果が持続する注射などがあるので、獣医師とよく相談して決めるといいでしょう。
※予防薬にはさまざまな種類があるので、事前に獣医師に相談しましょう。
フィラリア症の予防期間
ただし、蚊の活動時期はその年の気候などによって少しずつ変わってくるため、予防薬の投与期間については、あらかじめ獣医師に確認しておくと安心です。
毎年の予防薬の投与で、愛犬をフィラリア症から守ろう
正しい方法で予防薬を投与して、愛犬をフィラリア症から守ってあげましょう。
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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