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犬を飼ったら覚えておきたい「犬用語」4選! 全部正しく理解できてる?
犬の飼育に関するサイトや書籍を読んでいると、知らない言葉や意味がよくわからない言葉が出てくることはありませんか? 今回は、そんな飼い主さん必見の“知っておくと役に立つ”犬の生態にまつわる「犬用語」を4つご紹介します。
(1)カーミングシグナル
「カーミングシグナル」とは、犬が人やほかの犬に対し敵意がないことをアピールしたり、相手を落ち着かせたりするときに見せるしぐさや行動のこと。同時に犬自身の不安を和らげる効果もあるようです。
主なカーミングシグナルとしては、
- 鼻先をペロッとなめる
- 体をブルブルと振るわせる
- 床のニオイを嗅ぐ
- あくびをする
- 体をかく
などが挙げられ、その数は全部で約30種類もあるとされています。
(2)あま噛み
1才未満の子犬がじゃれて、人の手やものを噛むことを、「あま噛み」といいます。
噛むことは犬の本能なので、無理にやめさせることはできません。しかし、飼い主さんの手をおもちゃにして遊んでいると、人を噛む習慣がついてしまう場合もあるので注意が必要です。
手へのあま噛みはなるべく回避し、あま噛み用のおもちゃを与えるなどして、子犬の噛みたい欲求を満たしてあげましょう。
(3)ダブルコート
犬の被毛は犬種によってかなり違いがありますが、被毛の「生え方」は、大きく分けて2タイプあります。
その1つが、「ダブルコート」。被毛が上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の、2層にわかれているタイプです。寒冷地で改良された犬種に多く見られ、代表的な犬種は、シベリアン・ハスキー、柴、ポメラニアン、ミニチュア・ダックスフンドなどが該当します。
もう1つは、被毛が1層の「シングルコート」。代表的な犬種は、トイ・プードル、ヨークシャー・テリア、マルチーズなどです。
(4)換毛期(かんもうき)
犬の被毛がごっそり生え替わる時期のことを、「換毛期」といいます。基本的には、春と秋が換毛期です。
どの犬種も年間を通じて少しずつ被毛は生え替わっていますが、換毛期があるのは、先ほどご紹介した「ダブルコート」の犬種がほとんどだといわれています。
なお、春と秋以外の季節にもかかわらず、換毛期のような毛の抜け方をするときは、甲状腺機能低下症など、病気の疑いがありますので、早めに動物病院で診察を受けましょう。
犬用語の意味を正しく知ることは、愛犬への理解を深めることにもつながります。愛犬との生活に役立てていきましょう。
参考/「いぬのきもち」2018年7月号『愛犬が1才になるまでに覚えておきたい 新米飼い主さんのための犬用語24』(監修:ぬのかわ犬猫病院中田分院副院長 獣医師 石田陽子先生、ジャパンケネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士 日本動物病院協会家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生)
文/higarina
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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