愛犬の目や耳、口のまわりなどの部位は、体の中でも特に汚れやすい場所。大切な愛犬に正しいお手入れをできていますか? 今回は、日々の健康にもつながる正しいお顔のケア方法とともに、ついやってしまいがちな犬の“顔まわりのNGケア”をご紹介します!
お顔まわりのケア、怠るとどうなるの?
お顔まわりは、お手入れを怠ると目ヤニや耳アカなどの汚れがすぐにたまってしまいます。汚れや雑菌が残ったままになると、ニオイや被毛の変色の原因に。愛犬が心地よく過ごせるように、日頃からこまめにケアをしてあげまでしょう。
NGポイントも紹介!耳の正しいケア
用意するものはコットンと犬用イヤーローション。コットンをイヤーローションで湿らせたら、指に巻いて耳のケアを行います。外から見える範囲をひだに沿って拭いていきましょう。こすらず、やさしく行うのがポイントです。
綿棒の使用はNG!
綿棒を使った耳のケアはやめましょう。耳アカを奥に押し込んでしまったり、奥まで綿棒が入りすぎて耳の中を傷つけたりしてしまうことも。
耳の奥までケアするのはNG!
細部までしっかりキレイにしてあげたいものですが、耳の奥はとても敏感。無理に行うと愛犬がケアを嫌になってしまうことも。見える範囲を丁寧に拭けていればOKです!
正しい目ヤニの取り方は?
目ヤニを取る場合は、濡らしたコットンかウェットシートを使いましょう。目頭から目尻に向かって、ゆっくりと動かしやさしく拭いていきます。
コットンが目に当たる拭き方はNG!
コットンなどが目に当たると眼球が傷ついてしまうことも。目に入りそうになっても、目をつぶるなど自分からよける動作をしないコもいるので、飼い主さんが気をつけて拭いてあげましょう。
固まった目ヤニを無理やりひっぱるのはNG!
目ヤニを無理に引っ張ると、同時に毛が抜けて痛みを覚えてしまうかもしれません。目ヤニが頑固で落ちにくい場合は、指先に水をつけてしばらく押さえてあげると、ふやけてスルッと落ちやすくなります。
口まわりの正しいお手入れ方法は?
食事の汚れが残っているときや、「ヨダレやけ」がある場合はこまめに拭いてあげましょう。愛犬の体を後ろ側から支え、鼻側から口角に向かってウェットシートをやさしくすべらせます。汚れが固まっているときは、そっと押さえてふやかしましょう。あごの下を拭いてあげるのも忘れずに。
正面から近づくのはNG!
正面からいきなり近づき口元を拭いてしまうと、怖がらせてしまうかも。また、鼻をまたぐように広範囲を拭くこともお顔ケアを嫌いになる原因に。顔の左右は別々に、やさしく拭いてあげましょう。
大切な愛犬の健康のために
お顔ケアを習慣にすると、ケアを通して愛犬の異変にも気付くことができ、病気の早期発見につながることもあります。正しいお顔のケア通して愛犬と向き合い、大切な愛犬との生活をより豊かなものにしていきたいですね。
参考/「いぬのきもち」2019年1月号『子犬に必要なしつけとお手入れを紹介!さいしょの一歩』(監修:SKY WAN! DOG SCHOOL代表 家庭犬しつけインストラクター 井原亮先生)
文/いちのへ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。