犬と暮らす
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「犬が話すように鳴く」理由は?獣医師に真相を聞いてみた!
いぬのきもち相談室の獣医師に聞いてみました。
「吠える」と「鳴く」の違いとは?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「大きい動物がなくことを『吠える』、猫などの小さい動物がなくことを『鳴く』と表現します。犬の場合は、『吠える』は大きな声で『ワンワン』などいうことで、『鳴く』はそれよりも小さい声で『クーンクーン』などいうことを指します」
――犬が「ワンワンと吠えるとき」と「クーンクーンと鳴くとき」の気持ちの違いを教えてください。
獣医師:
「いろいろです。犬によって表現は変わるでしょうし、場面だったり犬の性格にもよります。ワンワンと吠えるときは、表現したい気持ちや犬自身のエネルギーが大きい、強いということがわかります。クーンクーンなどと鳴くときは、気持ちが小さい、弱いということをあらわしています」
犬は意図的に声を変えられるの?
獣医師:
「状況によって声は変えています。犬は声やそれ以外のボディランゲージで気持ちをあらわしています。それが犬の言葉です。しゃべっているようなときも、そのときの気持ちをあらわしているのでしょう」
犬は人の言葉を真似できるの?
獣医師:
「口や舌の構造から、同じ発音をすることはできないと思います。真似をしようとすることはあるかもしれません」
――確かに、明確な発音には聞こえないですね。それでは、人の言葉の意味を理解して、それを飼い主さんに伝えるために真似ようとすることは考えられますか?
獣医師:
「それはないです。ただ、自分にとって良い反応が得られるのであれば、意味はわからなくても必要な状況でその声を出すと思います」
――ありがとうございました。
取材・文/えむら若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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