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ゴハン中に近づくと噛む! くわえたものを取ると噛む! 愛犬の“困った噛み”の解決法

「愛犬がくわえたおもちゃを取ろうとすると噛む」「食事中にフードボウルに手を出すと噛む」「愛犬をソファから動かそうとすると噛む」など、飼い主さんが手を出そうとしたり、場所を動かそうとしたりすると、愛犬が噛んでくることはありませんか? 

それは「飼い主さんに大事なものを奪われる!」という不安や不快の気持ちの表れかもしれません。このような場合は危険性が高く、一刻も早く噛まれない状況をつくることが肝心です。
今回はよくあるケースをもとに、噛まれないための解決法についてご紹介します。

※嫌がって噛む行動は危険を伴うため、不安を感じる方はしつけのプロなどの専門家の指導のもと、しつけを行いましょう。
愛犬と安全に楽しく暮らすため、噛みの解決法を覚えておきましょう!

ケース1)「ゴハン中に近づくと噛む!」の解決法は?

はじめからフードボウルに手を近づけてフードを足そうとするのは危険なことも。最初は投げ入れて与え、時間をかけて徐々に距離をつめていきましょう
愛犬がゴハンを食べているときにうなったり、飼い主さんが手を出すと噛んできたりするのは、飼い主さんを「自分の食事を奪う存在」と思っているからかもしれません。
その認識を変えるためには、フードをすべて一度に与えるのではなく、フードボウルに足しながら与え、飼い主さんを「フードを足してくれる存在」と伝えることが大切です。
まずは距離をとって、フードをフードボウルに投げ入れることから始めましょう。

ケース2)「くわえたものを取ろうとすると噛む!」の解決法は?

フードが少なすぎると時間を稼げないので、すこし多めに使うといいでしょう
お気に入りのおもちゃや靴下など、愛犬がくわえたものを飼い主さんがとろうとすると噛んでくる場合、手を出すのは危険です。
無理矢理回収することを続けると、愛犬と飼い主さんとの関係も悪くなってしまうので、安全に回収する方法を覚えましょう。
愛犬がくわえている最中にフードをばらまき、それを夢中で食べている間に回収します。フードを愛犬から少し離れた場所にばらまくことで、より安全にものを回収することができます。

ケース3)「ソファから動かそうとすると噛む!」の解決法は?

写真は庭などで使用する猫よけ用の商品。ホームセンターなどで購入できます
「快適な場所を奪われるかも!」という気持ちから、その場所を守ろうとうなったり噛んだりするのでしょう。この噛みは繰り返すほどに習慣化されていき、悪化していく恐れがあります。まずはそういった体験をさせないことが第一です。

たとえば、飼い主さんがソファから離れるときは、プラスチックの侵入防止ボードを置いて、ソファにのれなくさせてみて。
※小型犬の場合、ソファの乗り降りの際にケガをする恐れがあるので、ローソファ以外はのせないでください。
いかがでしたか? 今回ご紹介したケースは噛みの困りごとの中でも手ごわいケースです。ご紹介した方法がうまくいかないときは無理に続けずに、しつけのプロに相談するなどして解決してみてくださいね。


参考/いぬのきもち2021年3月号「犬の気持ちがわかれば吠え・噛み問題は解決できる!」(しつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表 西川文二先生)
撮影/尾﨑たまき
文/melanie
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