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ジメジメが続く時季、気をつけたい「犬の皮膚疾患」

少しずつ気温が上昇し、湿度も高くなるこの時季。高温多湿のジメジメした環境は、犬の体調に悪影響を与えやすいといわれているので注意が必要です。
今回は、梅雨どきに気をつけたい犬の皮膚疾患と、その予防法についてご紹介します。

ジメジメ季節に起こりやすい「皮膚疾患」とは

パピヨンのちこちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
高温多湿の時季は、犬の被毛についた細菌やノミ・ダニが繁殖しやすくなり、皮膚疾患が起きやすいくなります。

犬が皮膚疾患を起こすと、皮膚が赤くなる・皮膚がただれる・脱毛する・耳から嫌なニオイがするなどの症状が見られるため、気になる症状があらわれたら、必ず動物病院を受診しましょう。

なお、梅雨どきに起こりやすい犬の皮膚疾患には、以下のようなものがあります。

梅雨どきに起こりやすい皮膚疾患

  • ホットスポット
  • 皮膚糸状(しじょう)菌症
  • ノミ・ダニ感染症
  • 表在性膿皮症
  • マラセチア感染症
  • 外耳炎
  • 趾間(しかん)皮膚炎 など

持病の悪化にも注意

また、もともと皮膚に持病がある犬も注意が必要です。カビやダニなどのアレルギー物質が増えたり、高温多湿の環境にストレスを感じたりすることで、症状が悪化しやすくなります。

犬の「皮膚疾患」を予防する4つの対策

ゴールデン・レトリーバーのリクちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の皮膚疾患を予防するためには、以下のような対策を取り入れてみるとよいでしょう。

室温と湿度を管理する

室温は26℃前後、湿度は50~60%を超えないように、エアコンや除湿器などを利用して管理しましょう。

その際、空気清浄機を併用するのもおすすめです。空気中のホコリや花粉なども吸ってくれるので、皮膚に付着しにくくなります。

また、こまめに部屋を掃除して、清潔な環境を保っておくことも大切です。

被毛は完全に乾かす

シャンプー後や雨の日の散歩後に、ぬれた被毛をしっかり乾かさないでいると、皮膚表面の湿度が上がり、細菌が繁殖しやすくなります。シャンプー後はもちろん、雨の日の散歩後でぬれた足などもしっかり乾かしましょう

梅雨どきのシャンプーでは、地肌の汚れをしっかり落とすこともポイント。自信がない場合はプロに頼むのも手です。

紫外線を浴びすぎない

5~8月ごろは紫外線が強くなる時季とされています。紫外線の浴びすぎは犬の皮膚にも悪影響があるため、特に紫外線が強いといわれる日が高い時間帯は、できるだけ散歩は控えましょう。

どうしても日中に出かける必要がある場合は、極力日陰を選んで歩くなどの工夫が必要です。

こまめにブラッシングをする

ブラッシングをすることで、体に付着した抜け毛や汚れを取り除き、通気性をよくすることができます。また、散歩に行けずストレスがたまっているときは、犬の心を落ち着けるためのマッサージとしてもおすすめです。

ブラッシングが嫌いな犬の場合は、部位ごとに時間をあけて行ってもよいでしょう。

しっかりと対策をとって乗り切ろう

柴のラガーちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
しっかり対策をすることで、皮膚疾患のリスクは軽減されるはず。不快な時季を元気に乗り越えるための、参考にしてみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『ジメジメした季節に起こりやすい体調変化に気をつけて 梅雨の不調から愛犬を守ろう!』(監修:東京動物医療センター副院長 南直秀先生)
文/えむら若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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