犬と暮らす
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犬はストレスに感じているかも? やってしまいがちなNG習慣
空腹・緊張・不安が強い習慣は犬のストレスになる
犬のストレスの原因となっていることはないか、再確認してみましょう。
①犬に空腹感を与えること
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「空腹によるストレスは、誤食や食糞などの問題行動につながることがあります。
犬がよだれを垂らすほどマテなどのコマンドを長く出すと、犬はマテが嫌なものになってしまい、指示を聞かなくなる可能性もありますし、人と犬との信頼関係において望ましいことではありません。」
②犬に過度な緊張感を与えること

獣医師:
「ドッグランやドッグカフェは、犬にとって楽しい場所とは限りません。
内向的な犬にとって不特定多数の犬がいる環境は、苦手意識を持ちやすいのかもしれません。
他の犬が嫌いな場合でも、年齢や成長とともに苦手意識が変わることもありますが、苦手意識を抱えたまま犬の集まる場所に連れて行くことで、より抵抗感が強まる恐れがありますし、犬のストレスになります。
まずは近くに行ってみる、中に入ってみる、端っこで様子を見るだけにするなど、無理をさせずに慣らしていきましょう。
愛犬がリラックスしているか、楽しんでいるかをよく観察してあげてくださいね。」
③犬に環境の変化や不安感を与えること
獣医師:
「ある程度の規則的な生活は大切ですが、例えば、毎日決められた時間ぴったりに食事を与えていると、その時間に食事をもらえなかったときに要求吠えのきっかけになるなど、問題行動を引き起こす原因となることがあります。
毎日与える食事の回数については基本的に変えない方がよいですが、時間をきっちり決めずに、少しずらすなどごはんの時間に幅を持たせてみるとよいでしょう。」
――また、愛犬の前で家族の喧嘩や言い争いをしてしまうこともあるかもしれませんが、犬を不安にさせてしまうというのは本当ですか?
獣医師:
「集団生活を営む習性のある犬は、内輪でのもめ事を嫌います。自分のことを可愛がってくれる家族が大声で争う状況に愛犬は不安を感じることでしょう。
犬は飼い主さんの幸せな様子に安心します。喧嘩はなるべく愛犬の見ていないところでするなど配慮してあげてくださいね。」
ついやってしまっていたことがある飼い主さんもいるかもしれません。愛犬にストレスを与えない習慣を心がけていきたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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