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おやつの与え方を間違えると「おねだり犬」になるかも!?おやつを与えるべき3大シーン
そんな“おやつが好き”という愛犬の気持ちをうまく利用して、おやつを“間食”としてでなく、しつけなどの“ごほうび(報酬)”として与えれば、いろいろなことを正しくスムーズに教えることができ、さらには問題行動の改善や、苦手なお手入れに慣れさせることもできます。
さらに「もっとおやつをちょうだい!」としつこくおねだりしてくるようになったり、
おやつ欲しさにゴハンを食べなくなったりすることも少なくありません。
ですから、おやつは目的をもって正しく与えるのが得策なのです。
そこで今回は、具体的にどういった場面でおやつを与えるのがいいのかをご紹介。
正しい場面でおやつを与えれば、愛犬との関係性作りにも役立つので、さっそく今日から実践してみましょう!
与えたいシーン1/飼い主さんの指示どおりにした直後
このとき、「イイコ」というほめ言葉をかけながら、あらかじめ小指の先ほどに小さく切っておいたおやつを与えるようにします。
おやつは大きいまま与えてしまうと、何回もほめているうちにすぐカロリーオーバーになってしまいます。
また犬は、1回だけ大きなおやつをもらうよりも、小さくても何度もおやつをもらってほめられたほうが嬉しいもの。
たびたびほめておやつをくれる飼い主さんとの関係も深まります。
そのため、おやつは小さく切って与えるようにしましょう。
与えたいシーン2/自らイイコにしていたとき
犬は、ほめておやつをもらうことで、「静かにしているとイイコトがある」と覚え、これを繰り返すたびにイイコになっていきます。
散歩以外の場面でも、インターホンが鳴っても吠えなかった、物音がしても興奮しなかった、飼い主さんが家事をしている間に静かに待てたなど、自らイイコでいた場合には、ほめておやつを与えて。
この場合にも、おやつは小さく切っておいたものを与えます。
与えたいシーン3/お手入れなど苦手なことに慣れさせたいとき
その場合にもぜひ、愛犬が好きなおやつを与えましょう。
嫌なことでも我慢させやすくなり、繰り返すうちに苦手な印象が和らいで徐々に慣れていきます。
先述の指示に従ったときや、自らイイコでいた場面では、小さく切ったおやつを与えましたが、お手入れの際は、犬用チーズのように少しずつなめて食べさせることができるおやつや、硬めのジャーキーやガムのような少し大きめでかじらせるタイプのおやつを使うと便利。
時間をかけて与えることができるので、苦手なことにじっくり慣れさせやすくなります。
おやつはスムーズに与えられるよう、ポーチに入れておくと便利!
小さく切ったおやつを、市販のおやつ用のポーチに入れて腰に提げておけば、スムーズに与えることができます。
おやつは、与え方ひとつで、愛犬の問題行動の改善に役立ったり、反対に悪化させたりもします。
愛犬を変えるのは飼い主さん次第。
この機会に、今のおやつの与え方を見直して、愛犬をイイコに育てましょう。
写真/佐藤正之
文/h.taco
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