1. トップ
  2. 病気・症状データベース
  3. 皮膚疾患
  4. 健康・病気
  5. 疥癬[かいせん]

皮膚疾患

UP DATE

疥癬[かいせん]

疥癬の症状と治療、予防方法

解説

イヌセンコウヒゼンダニが寄生して、耳の縁や顔、脇、お腹、ひじやかかとなどに激しいかゆみを伴い、発疹やうろこ状のかさぶたができます。

原因

イヌセンコウヒゼンダニが寄生しておこる病気です。虫体や虫卵は顕微鏡で確認できます。伝染性がとても強く、感染している犬との直接接触の他、感染した犬に使われたベッドやブランケット、ブラシなどからも感染することがあります。

症状

ヒゼンダニは体表に寄生しますが、メスは皮膚の下2~3ミリのところにトンネルを掘って卵を産むため、非常に痒みが強くあらわれます。特に毛がなく皮膚が柔らかい耳や顔、肘、腹部を激しく掻いたり噛んだりします。病気が進行すると厚いカサブタができ、脱毛や皮膚炎が起きて二次的に細菌感染もおこりやすくなります。また、病変が広範囲に及ぶと、痒みによる大きなストレスから、食欲が減り、栄養状態が悪くなることがあります。

診断

皮膚の表面やかさぶたをメスなどで掻きとって、顕微鏡で観察し、ヒゼンダニの成虫や卵を確認します。

疥癬の治療

飲み薬や滴下剤の駆虫剤、細菌感染があれば抗生物質も投与します。薬用シャンプーで体を洗うこともあります。並行して、かさぶたになった皮膚の治療もおこないます。全身の毛を短く刈ることも。

疥癬の予防

犬の生活環境のほか、定期的なシャンプーやブラッシングで体を清潔に。多頭飼いの家では1頭が発症したらほかの犬も感染が疑われるため、全頭一斉に駆虫剤を投与します。
CATEGORY   皮膚疾患

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「皮膚疾患」の新着記事

新着記事をもっと見る