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犬の睡眠は人と違う? 愛犬が”熟睡できる”環境作りのポイントは

犬にとっても、生きていくうえで欠かせない睡眠。特に犬は健康維持のために長い睡眠時間が必要といわれていますが、実際はどのくらい・どのように眠る必要があるのでしょうか?

今回は、犬の睡眠のメカニズムや、熟睡させるコツなどについてご紹介します。

犬の睡眠のメカニズム

おねだりするトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

睡眠時間

年齢の違いや個体差もありますが、犬は1日12~18時間の睡眠が必要といわれています。一般的に、外からの刺激を受けやすく体力も少ない1才未満の子犬や、疲労が抜けにくい7才以上のシニア犬は18時間、1才~7才までの成犬は12~15時間の睡眠時間を確保する必要があるようです。

睡眠のリズム

犬は不規則に細かい睡眠を取って、1日に必要な睡眠時間を確保しているといわれています。オーストラリアの研究によると、16分の浅い睡眠と5分の覚醒(体が起きている状態)を繰り返しているという報告もあるのだとか。

睡眠のタイミング

犬が眠るタイミングは飼い主さんの生活リズムによっても異なりますが、基本的に、飼い主さんが眠っている時間や家にいない時間に眠っていることが多いようです。

犬も人と同じように睡眠不足になるの?

舌を出すポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は疲労がたまれば飼い主さんを気にせず睡眠を取るため、睡眠不足になる心配はそこまでありません。しかし、引っ越しなどで生活環境が変化したり、近くで何日も続く工事が始まるなど眠りを妨げる刺激が増えたりすると、睡眠時間が足りなくなることがあります。

睡眠時間が足りないと脳や体が休まらず、ちょっとしたことでイライラしたり、ストレスを感じたりします。また、免疫力も低下するため、食欲不振や体調不良などの健康被害につながることも考えられます。

犬の寝方がふだんと違うと感じたときは、眠りを妨げている要因がないか環境を見直してみましょう。

愛犬を熟睡させる寝床づくりのポイント

座布団で眠る柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が熟睡できる寝床をつくるには、以下のポイントに注意する必要があります。

クレートなど体を密着できるようなぴったり空間を用意する

犬は解放された空間よりも、体を密着できるような、狭くぴったりとした空間を好みます。クレートやドーム型のベッドのような、周囲の刺激を遮断できる寝床を用意してあげるとよいでしょう。

明るすぎず静かな場所に寝床を設置する

人の行き来が多い場所やテレビの音がうるさい場所などは避けて、明るすぎない静かな場所に寝床を設置しましょう。飼い主さんが夜遅くまで起きている場合も、できるだけ薄暗い環境に寝床を整えてあげてください。

やわらかい布を用意する

犬はフワフワとしたやわらかい布を好むので、夏は薄手の、冬は体温調整がきくあたたかい毛布を用意してあげましょう。飼い主さんのニオイがついたタオルを敷くこともおすすめです。
犬の睡眠は生きていくうえで大切なものです。犬の睡眠のメカニズムを理解し、愛犬が熟睡できる環境を整えてあげましょう。
参考/「いぬのきもち」2020年12月号『睡眠のしくみと快眠のコツを知ると愛犬が長生きに!?犬の睡眠と健康』(監修:獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授 増田宏司先生、東京都渋谷区 SHIBUYAフレンズ動物病院院長 滝田雄磨先生)
文/pigeon
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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