犬と暮らす
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シニア犬に多い老化のサイン 歩き方の変化に注意しよう
では、シニア犬の歩き方にどんな変化がみられるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の先生に、犬の歩き方と老化について聞きました。
犬の歩き方は老化によって変化する
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「シニア犬は、老化による筋力の低下や関節可動域の変化、神経的な反射の衰えなどから、歩き方にも変化がみられるようになります。」
歩き方の変化は犬が痛みを感じている場合も
獣医師:
「例えば、散歩に行きたがらない、歩かない、ずっと寝ているあるいはずっと座っている、体に触ろうとすると鳴き声を出す、足をあげる、足をひきずって歩くなどの反応は、犬が痛みを感じている可能性があります。」
ハイシニアを迎えるとさらに歩き方が変化する
獣医師:
「首を下げて歩くのは、筋力の低下であったり、腰やお腹に痛みがあることなどが考えられます。」
――では、歩幅が小さくなってトコトコと歩くようになるのはどうしてですか?
獣医師:
「犬自身が関節や背骨を大きく柔軟に動かすことができなくなると、小さい歩幅で歩くようになります。
首を下げたり、歩幅の変化がみられるなど歩き方に異変を感じたら、動物病院ですぐに治療が必要なものであるかどうか診てもらうことが大切です。」
シニア犬と暮らす飼い主さんは、日々の生活の中で愛犬が疲れや痛みを感じていないかをよく観察してみましょう。
ちょっとした変化に気がついてあげることが、愛犬に無理をさせないケアにつながります。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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