犬と暮らす
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犬が床に体をすりすりする! この行動に隠された気持ちとは?
愛犬が床にゴロンと横になり、体をすりすりと擦りつけている姿を見かけたことはありませんか? これは犬がよくする行動のひとつですが、その裏にはさまざまな理由や気持ちが隠されているようです。
今回は、犬が体を床にすりすりする理由について解説します。
その1:体がかゆい
犬は体がかゆいときに、床に体をこすりつけることがあります。
とくに足が届かない背中に違和感を覚えるときは、「このかゆみを取りたい」という気持ちから、体をあおむけにして背中を床にこすりつけることがあります。
その2:リラックスしている
食後や寝起きに、のびをしながら顔や体を床にすりすりする場合は、リラックスしている気持ちの表れ。
同じ姿勢を続けて硬直した筋肉や、ストレスなどからくる緊張をほぐすために、体を動かしているのです。
その3:遊びたい
犬が体を床にすりすりしているときは、おなかを見せているつもりの場合も。犬にとっておなかを見せることは、本来守るべき自分の大切なところを相手に見せ、戦う意思がないことを示すものです。
それに応えて飼い主さんがかまうなどすると、犬は「おなかを見せると遊んでくれる」と学習し、「遊んで」と要求したいときにこの行動をするようになることがあります。
その4:攻撃しないでほしい
もし飼い主さんに叱られたあとなどに、体を床にすりすりとしているようなら、「攻撃しないで」という気持ちかもしれません。
自分の大切なおなかを見せることで、「こちらは攻撃するつもりはありませんので、そちらも攻撃しないでください」と訴えています。
その5:自分のニオイを隠したい
散歩中に、地面に体をこすりつけている場合は、自分のニオイを隠したいという気持ちのあらわれかもしれません。
こすりつけた場所をよく確認してみると、ミミズの死骸や腐った魚があることが。これは、このような強いニオイで自分のニオイを隠すことで、狩猟中の獲物などに「犬がいる」と気づかれないようにしているのです。
犬がよく行うしぐさのなかには、意外な気持ちや理由が込められていることも少なくありません。さまざまなしぐさの裏に隠された気持ちをひとつずつ理解して、愛犬とより円滑なコミュニケーションをとれるようになりたいですね。
参考/「いぬのきもち」2018年2月号『しっぽを振るのは“うれしい”ときだけじゃない!?よくある愛犬のしぐさ じつは意外なきもちだった!』(監修:しつけスクール「Can! Do ! Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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