犬と暮らす
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犬は夜行性なの!? 夜活動的な犬の生活リズムについて聞いた
そこで、今回はいぬのきもち獣医師相談室の先生に、夜活動的になる犬について聞きました。
犬は夜行性なの?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬の祖先であるオオカミは、昼間も多少動きますが、夜行性であったため、犬も本来は夜行性だったのでしょう。
しかし、犬が生きていくためには人に頼らなければならず、人に合わせた生活に変えざるを得なかった、または変わってきたのかもしれません」
夜活発に動くのはなぜ?気をつけることは?
しかし、愛犬が暗い中動いているとぶつからないか、ケガをしないか心配になりますよね。
――犬が暗い中動いていると、ケガをしないか心配なのですが、気をつけることはありますか?
獣医師:
「暗い中で活動するうえで、視力について問題はとくにありません」
――犬が日中よりも夜活発になる理由はなにか考えられますか?
獣医師:
「朝から夜までお留守番をすることが多い場合、夜飼い主さんが帰ってきてから活発に動くということが考えられます。
留守番中にたっぷり寝てしまうと、夜眠るのが難しくなってしまうので、愛犬の生活をよりよくできるよう、対策が必要かもしれません」
――飼い主さんが夜型生活の場合は、犬も同じ生活リズムで大丈夫でしょうか?
獣医師:
「飼い主さんが夜型の生活の場合は、犬もその生活リズムになると思います。その場合は、夜に活動し、日中は寝るという生活リズムが壊れないようにしましょう。
日光を浴びる機会が少なくなる可能性があるので、日光を浴びる時間を作ってあげるといいかもしれません」
人と犬の生活リズムはバラバラでも大丈夫なの?
獣医師:
「生活リズムがバラバラでも問題がない場合は、そのままでも大丈夫です。
無理に生活リズムを正さなくても、ゴハンが出てくる時間や、遊んでもらえる時間に起きてくるようになると思います」
愛犬の生活リズムについて考えてみるのはいかがでしょうか。
参考/「いぬのきもち」2018年3月号『犬は夜行性?遠吠えで仲間を呼ぶ?気になる習性真偽に迫ります!犬の習性コレってホント?それともウソ?』(監修:獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部バイオセラピー学科(伴侶動物学研究室)教授 増田宏司先生)
取材・文/hare
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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