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子犬の「あま噛み」には〇〇が効果的!? 噛みタイプ別、プロが教える実践テク
きちんと対処して、噛みグセがつかないようにしましょう! ここでは子犬の「あま噛みタイプ」と、簡単に実践できる対処法をご紹介します。
【タイプ1】遊びでやっている「ウキウキ噛み」
子犬の時期に人とふれあうなかでつい噛むのも、そうした遊びの延長。噛んだあとに飼い主さんが声をかけるなど何らかの対応をすると、飼い主さんもいっしょに楽しんでいると思って噛むようになります。
「ウキウキ噛み」の特徴は以下のとおりです。
・人の手や足を噛む
・引っ張るように噛む
・噛む前にしっぽを振る
・おもちゃを押しつけてくる
・物を口でくわえて近づいてくる
「ウキウキ噛み」には反応しない!
手を噛みそうになったら噛めない位置に手を離す、高いところに上がって足を噛ませない、飼い主さんが部屋から出る、噛んでいいおもちゃを噛ませて遊ぶなどの対応を。
【タイプ2】歯の生え替わりで……「ムズムズ噛み」
「ムズムズ噛み」の特徴は以下のとおりです。
- 動かないものを噛む(机やイスの脚、スリッパ、壁、カーペットなど)
- 少しかためのものを噛む
- 物を噛んで、ずっと噛み続けている
- ガムを噛むときのような、奥歯を使った噛みかたをする
「ムズムズ噛み」には苦みスプレーを試してみて
また、ムズムズ噛みをする犬は、テーブルやイスの脚など動かないものに執着する傾向にあります。噛んだら名前を呼んだり手をたたいたりして注意をそらせましょう。それでも直らないときは、「苦味スプレー」を試してみるのも手。
【タイプ3】嫌なことにはNO!「イヤイヤ噛み」
放置しておくと、お手入れしようとするときにはいつでも噛もうとする「本気噛み」になってしまうことも。お手入れは徐々に慣らしていきましょう。
「イヤイヤ噛み」の特徴は以下のとおりです。
- ブラッシングや足拭きなど、お手入れのときに噛む
- 人の手を噛む
- 噛む前に噛む場所を見る
- 噛む前に嫌がるしぐさや表情をする
「イヤイヤ噛み」にはフードを活用!
マズルを強くつかんだり、たたいたり、叱ったりは絶対にしないでくださいね。
参考/「いぬのきもち」2017年2月号『子犬のあま噛みSTOP & CHANGE!』(監修:家庭犬しつけインストラクター・「SKYWAN! DOG SCHOOL」代表 井原 亮先生)
写真/佐藤正之
文/sato
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