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ストレス、おやつの増加…コロナ禍ならではの愛犬のお悩み解決法 

コロナ禍により、わたしたちの生活はリモートワークや外出自粛などこれまでとは一変しました。それは愛犬たちにとっても同じで、環境の変化によるストレスでさまざまなトラブルが起きているようです。
今回は、『いぬのきもち』読者モニター198人の回答から特に多かったお悩みを厳選し、自粛明けに気を付けたい“コロナ禍トラブル”について、その対処方法をご紹介します。

長引く外出自粛で愛犬が太ってしまった

毛布にくるまるボーダーコリー
Iuliia Zavalishina/gettyimages
在宅時間が増えたことにより、ついついおやつを与えすぎて愛犬が肥満気味になってしまったと悩む飼い主さんが増えているそう。
要求されるがまま無条件におやつを与えてしまうと肥満の原因になってしまうので、これを解決するためにはおやつの量やタイミングを設定することが大切です。

おやつの量やタイミングを“見える化”して対処!

具体的には
  • 遊んだあとや散歩のあとなど、おやつを与えるタイミングを限定する

  • おやつをあげる人を当番制にする

  • 与えた量を紙やホワイトボードに記入する

  • 1日に与えていい量をあらかじめ容器に入れておく

などの対策で、与えすぎを防ぎましょう。

幼い時期を外出自粛で過ごしたために社会化が不十分になってしまった

ボールで遊ぶ犬
TeamDAF/gettyimages
子犬を飼い始めてすぐに外出自粛になってしまったために、音やほかの犬に慣れさせやすい社会化期に外でいろいろな経験ができず、臆病な犬になってしまうケースも。
社会化期を過ぎると好奇心より恐怖心が勝ってくるため、慣れさせるのに時間がかかることも。

適した慣らし方で根気よくトレーニングを!

社会化期を過ぎた愛犬には、まずは慣らしたいものに対して怖がらない程度の距離から少しずつ近づいて、落ち着いていられたらおやつを与えてほめる、というトレーニングを繰り返しましょう。時間はかかるかもしれませんが、諦めず練習していきましょう。

自粛明けの留守番がストレスで急性大腸炎になってしまったケースも

カーテンから覗く犬
smrm1977/gettyimages
長かった自粛が明けて飼い主さんが外出するようになると、急に留守番が増えたストレスで愛犬が体調を崩してしまうことも。自宅で常に飼い主さんといっしょにいることが当たり前になっていると、ひとりで過ごすことがストレスになってしまうのです。

予防のために、在宅中からひとりで過ごす時間を設けよう!

これを防ぐためには、飼い主さんが在宅中でもできるだけ学校や会社に行くときと同じタイミングで接することを心がけましょう。
飼い主さんが在宅中でも愛犬がひとりで過ごす時間を設けることで、いざひとりで留守番するときもストレスを感じにくくなるのです。

自粛明けから車に乗るのが苦手になってしまった

リードをくわえるラブラドール
Chalabala/gettyimages
「自粛明けに久々に犬連れでお出かけしようと思ったら、愛犬が車に乗るのを嫌がるようになってしまった」というお悩みも増えているようです。これは、長らく不要不急のお出かけを控えたために、車に乗るのが動物病院やトリミングサロンなど“犬にとって苦手に感じやすい場所”に行くことばかりになってしまった影響かもしれません。

動いていない車に乗せることから再トライ!

再び車に慣らすためには、移動しない日も車に乗せ、落ち着いていられたらおやつを与えてほめる、というところから始めましょう。慣れてきたら近距離かつ犬が喜ぶ場所にお出かけし、少しずつ苦手意識を取り除いていくといいでしょう。
以前の生活に戻ったときを想定して、なるべく愛犬との生活を変化させすぎないことが大切です。愛犬に適切な環境を整え、心身ともに健康を保ってあげましょう。
参考/「いぬのきもち」2021年1月号『リモートワーク、外出自粛etc.環境変化で続出! コロナ禍トラブルレスキュー隊』(監修:獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー 藤井仁美先生)
文/Ru-Rie
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※アンケート結果は「いぬのきもち」2021年1月号特集制作時点のものです。
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