犬と暮らす
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気づきやすい犬の「認知症の症状・行動」は? 早期発見できるよう知っておきたいこと
愛犬がシニア期を迎える前から心得ておき、早期発見できるよう、日頃から愛犬の様子をよく観察してあげましょう。獣医師の佐々木彩子先生にお話しを伺いました。
食欲旺盛なのに痩せてしまう
脳からの栄養吸収の指令がうまく出ず、体内に栄養をスムーズに取り込めなくなってしまうのが原因と考えられています。また、活動量が低下することで筋肉量が減少する場合も。
急激に痩せてしまう場合は、ほかの病気が原因の可能性もあるため、一度動物病院を受診しましょう。
同じところをグルグルと回る
症状が進行するとだんだん円が狭くなり、その場でずっと回り続けることも。犬自身にはグルグル回っているという感覚がないため、目が回らずずっと徘徊し続けることができるのも特徴でしょう。
家具や壁などにぶつかってケガをするおそれもあるので、角を覆ってあげたり、サークルで囲んだりなど対策が必要になります。
狭いところに入って出られなくなる
違和感のある行動なので、認知症に気づくきっかけとなることも少なくないようです。
このような行動がみられたら、ケガをしないよう隙間をなくしたり、室内から危険なものを排除したりしましょう。
急に攻撃的になる
犬に悪気があっての行動ではないので、ふいに手を出したり触ったりなどして不用意に犬をびっくりさせないようにしましょう。
参考/「いぬのきもち」2021年9月号『若いうちから知っておいてほしい 愛犬の認知症に気づくための11のヒント』
文/hare
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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