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クセ?病気? 愛犬のかわいいしぐさ……実は病気かもしれません
今回は、獣医師の重田洋一先生に、クセと勘違いしやすいしぐさに隠された病気について教えていただきました。
同じ方向は要注意!「横座り」
左右どちらの向きでもする場合や、たまにする程度なら、クセで横座りをしているのかもしれません。しかし、必ず同じ方向に傾いたり、毎回横座りになったりする場合は、関節の異常を疑いましょう。
横座りが楽だからしているという意味ではクセともいえますが、楽だと感じている理由が、股関節のはまりがゆるい「股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)」や、ひざのお皿がずれることで起こる「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」の場合も。
とくに、いつも同じ方向に横座りをしている場合は、獣医師に相談しましょう。
ほかのしぐさがないかよく観察!「首をかしげる」
しかし、首をかしげるだけでなく、頭をブルブル振るしぐさが見られたら、「外耳炎(がいじえん)」など耳の病気かもしれません。また、首をかしげたままその場を回るときは、脳に何かしらの異常がある可能性も。
ほかにも、いつも同じ方向にかしげる、ずっとかしげているといった場合も病気が隠れていることがあります。
タイミングや異常を確認しよう!「足をなめる」
しかし、同じところをしつこくなめたり、時間を問わずいつでもなめていたりする場合は、病気の可能性があります。皮膚が赤い、毛が薄いなどの異常が見られるなら、皮膚疾患のため、かゆみや痛みを感じているのかもしれません。
飼い主さんでは判断が難しいこともあるため、気になる場合はかかりつけ医に相談しましょう。
かわいいからとそのままにするのではなく、愛犬がよくしているしぐさや、気になるしぐさが見られたら、まずはかかりつけ医に相談してみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2018年5月号『かわいいと思っていた愛犬のしぐさ…じつは病気のことも! そのしぐさはクセ?それとも病気?』
文/hare
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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