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「困った犬の甘噛み」への裏ワザ対策とは?
今回は、「困ったあま噛み」への裏ワザ対策を日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクターの戸田美由紀先生に伺いました。王道しつけでうまくいかないときはぜひお試しを。意外にうまくいくこともありますよ。
人にあま噛みする場合
1才未満の犬がじゃれたり遊んだりして人の手などを噛むことを「あま噛み」といいます。飼い主さんの手をおもちゃにして遊んでいると、「人を噛む習慣がつく」のでやめましょう。
【裏ワザ1】手を噛もうとしたら、スクッと立つ
愛犬があま噛みをしようとしたら、愛犬を「見ない、声をかけない、触らない」ようにして、スクッと立ちましょう。愛犬の興奮が落ち着いたら、再び声をかけるなどします。あま噛みをしたら「つまらなくなる」と覚えさせてやめさせます。
【裏ワザ2】家ではあま噛み対策用の「制服」を着る
フリル、ボタン、ヒモなどのついている服を飼い主さんが着ていると、犬はあま噛みしたくなります。あま噛みがおさまる時期までは、飾りのないシンプルな服を着て、犬が甘噛みできない工夫をしましょう。
【甘噛み対策用の制服はコレ!】
□フリルやボタンなどがないシンプルなトレーナー
□あま噛みしても歯が通りにくいジーンズ
□飾りのないシンプルなスリッパ
【裏ワザ3】手に苦味スプレーを塗っておく
飼い主さんの手にあま噛みするときは、あらかじめ飼い主さんの手の甲にペット用の苦味スプレーを塗っておきます。すると、愛犬が甘噛みをしたときに「苦いからもう手を噛むのはやめよう」と覚えます。
散歩中にリードを噛む場合
愛犬がリードを噛みそうになったら、その場で止まり、物理的にリードが噛めなくなるよう地面と垂直になるようリードを上に引き上げます。リードを噛むのを愛犬がやめたら「イイコ」とほめてリードをゆるめましょう。
【裏ワザ】リードに苦味スプレーをたっぷり塗る
自宅であらかじめリードに苦味スプレーをかけて置き、愛犬が噛んだときに「苦いからもうやめよう」と覚えさせます。このとき苦味スプレーはリードがたっぷり濡れるまでかけると効果が高まります。
参考/「いぬのきもち」2017年1月号『愛犬のお世話の裏ワザ大全』
撮影/佐藤正之、伊藤ゆうじ
文/sato
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