犬と暮らす
UP DATE
犬って”猫舌”なの? 愛犬に温かい食べ物を与える際の注意点とは
愛犬に温かい食べ物を与えようとするときは、舌を火傷させないように冷ましてから与えましょう。「犬に温かい食べ物を与える際の注意点」をいぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞きました。
犬は熱いものが苦手な”猫舌”の動物
――犬が熱い食べ物を苦手だというのは本当なのでしょうか?
山口先生:
「火を起こす技術を持つ人間以外の生き物は、自然界で体温以上に熱いものを食する習慣がありません。このため犬は熱いものが苦手だと推測することができます。
普段、愛犬に温かいものを与える機会はありますか?犬は猫舌な動物ですので、与える際には温度が高すぎないように注意しましょう。
例えば、
- ドッグフードをぬるま湯でふやかしたとき
- 愛犬のために食べ物を作って加熱したものを与えるとき
- 温かい焼き芋などを与えようとするとき
こういった状況で、通常よりも温度の高い食べ物や飲み物を与える際には注意が必要です。」
犬が食べ物で火傷をしないように注意すること
――犬も舌を火傷することがあるのでしょうか?
山口先生:
「そもそも、犬は人のように熱いものを積極的に食べる習慣はありませんし、口に入れた瞬間に吐き出して、ひどい状況にはならないのではないかと思います。
しかし、食べ物のニオイや空腹から、勢いよく飲み込んで火傷をする恐れがないとはいえません。このため、適温であるかを確認してから与えるように心がけて下さい。」
必ず適温であるか・熱すぎないかを確認すること
――愛犬が熱い食べ物や飲み物で舌を痛めないために飼い主が注意することを教えてください。
山口先生:
「手作り食を与えたりトッピングをする際は、与える前に指先などで触れて温度を確認するようにしましょう。ほのかに温かい程度であれば問題はないですが、それ以上に熱い場合は、冷ましてから与えるようにしてください。」
ドッグフードをふやかす際や手作りで加熱したものを与える際は、愛犬が舌を痛めないように注意をしましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・山口みき先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
UP DATE