犬と暮らす
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犬が恐怖や緊張を感じているとき、安心させるためにできること
では、愛犬が恐怖や緊張を感じているとき、少しでも安心させてあげるために、飼い主はどんな行動をとったらよいのでしょうか?
怖がりや緊張しやすい犬への対応について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。
犬が怖がったり緊張しているときの行動
山口先生:
「犬が恐怖や緊張を感じていると、例えば、尻尾を下げる/唸る/歯をむき出す/あくびをする/落ち着きがないといった様子がみられることがあります。」
犬の恐怖や緊張を和らげるためにできること
山口先生:
「まず、犬が恐怖や緊張を感じている対象から距離をとりましょう。恐怖の対象を視界から遮るために、ケージに入れてしまうこともよいです。
それが難しい状況であれば、おやつや遊びなどで気を逸らしてみましょう。
愛犬が体を触らせてくれる場合は、体を優しく撫でたり声をかけてあげてください。
ただし、興奮している犬を無理に触ろうとすると噛まれてしまう恐れもあるため、愛犬の様子を観察して判断しましょう。」
愛犬の苦手なものを把握することからはじめよう
山口先生:
「愛犬の苦手とするものを把握して、まずはできるだけ苦手なものを回避してあげるようにしましょう。犬は近距離に苦手な対象があると、ますます恐怖心を高めてしまいます。
もし、苦手なものや状況に慣れてほしい場合は、そのコが怖がらない距離から少しずつ慣らしていくことや、苦手な場所の近くでおやつなどをあげてよい印象を与えていきましょう。
苦手なものがあっても根気よく続けることで、少しずつ苦手意識が薄れてくるかもしれません。愛犬も飼い主さんも無理のない範囲で試してみてくださいね。」
怖がりやすい犬や緊張しやすい犬の飼い主さんは、愛犬の性格や苦手なものを把握すること、苦手なものに対しては無理をさせずに安心させてあげること、その状況に少しずつ慣らしていくことを心がけましょう。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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