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体力のない子犬やシニア犬はお出かけがストレスに? 犬連れで外出する際の注意点
今回は、体力のない子犬やシニア犬とお出かけをする際の注意点について、いぬのきもち獣医師相談室の丸山知美先生に話を聞きました。
犬もお出かけで疲れやストレスがたまることがある?
丸山先生:
「そうですね。お出かけ慣れしているコであれば別ですが、怖がりであったり、性格や体調、移動場所や移動距離によっては犬にストレスがかかると思います。
また、お出かけが好きで外出中は元気なコでも、帰宅後に食欲不振や消化器症状などが出やすいと思います。」
子犬やシニア犬は外出で体調を崩しやすい
丸山先生:
「子犬の場合は、初めてや慣れない長時間のお出かけによる疲れや緊張、恐怖があると思いますし、まだ体力が備わっていないことによる肉体的ストレスから、疲れや体調不良が起こりやすいといえるでしょう。
シニア犬の場合は、慣れた場所でも体力が落ちてきて、ストレスを感じることがあるかもしれません。」
車を使った愛犬との移動やお出かけ時の注意点
丸山先生:
「出かける場所にもよるかと思いますが、飼い主さんもできるだけ愛犬が安心した状態で連れて行ってあげたいですよね。
また、ゴールデンウィーク辺りの時期になると気温が高くなり、暑い日もあります。
このため、十分な水分補給を行い、クーラーなどを使用したり、お出かけ先での日差しを避けるといった暑さ対策を行うとよいでしょう。
特に、持病のあるコは、基礎疾患によって気を付けることが変わるため、かかりつけの獣医師に注意することを相談しておくとよいと思います。特にてんかん、心臓病、呼吸器疾患などの持病がある場合は、最大の注意が必要です。
また、短頭種の場合は、熱中症予防のために暑い時間帯の外出を控え、涼しい時間帯に行動するなどの対策をするとよいでしょう。」
お出かけ時に車酔いや体調を崩しやすい犬へのケア
丸山先生:
「そうですね。いきなりの遠方へのお出かけはハードルが高いため、もし可能であれば、短いお出かけから徐々に慣らしてあげてほしいです。
また、車酔いをしたり精神的に不安定な犬たちに対するケアとしては、各々のお薬やサプリメントもあるため、かかりつけの獣医師に相談されるとよいと思います。」
ゴールデンウィークなどで移動やお出かけをする飼い主さんもいるかもしれませんが、愛犬の体調の変化に気をつけながら、暑さ対策も万全にしていきたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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