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「犬の認知症・夜泣き」飼い主の生活に大きな影響を与えることも|獣医師が解説

いつまでも元気な愛犬でいてほしいと願っても、年齢とともに老化が進んでいき、犬の介護が必要になることがあります。今回は、愛犬が認知症や夜鳴きをするようになったとき、どんなお世話をすればよいのかをご紹介します。いぬのきもち獣医師相談室の川田優貴先生が解説します。

犬の認知症の症状

くつろぐ犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
以下のような症状がある場合は、犬の認知症の可能性があるため、獣医師に相談することをおすすめします。

  • 愛犬が昼夜逆転を起こして、夜中に活動する
  • 家具などの間に挟まって動けなくなる
  • ぐるぐると同じ方向に歩く
  • 名前への反応がない
  • よく食べたがるのに痩せる
  • トイレの失敗が多い
  • 意味もなく単調な声で鳴く

認知症の犬のお世話

気持ち良さそうに寝ているシニア犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
認知症の犬のお世話は、昼間に脳に刺激を与えて夜ぐっすり寝かせてあげるようにしましょう。日中は、無理のない範囲のお散歩で外のニオイを嗅がせてあげたり、室内ではおもちゃを使って一緒に遊んであげることも効果的です。

もし愛犬が歩けない場合は、カートでの外出やお部屋で日光浴をして体内時計をリセットさせたり、名前を呼んで足裏や体をマッサージしてあげることも脳の活性化につながります。

犬の夜鳴きの症状

夜遅くや明け方にかけて愛犬が大きな声で鳴き続ける「夜鳴き」は、体力の消耗やストレスがかかり、犬の体に負担となります。屋外ではもちろん、室内であったとしても、ご近所の迷惑になるだけでなく、飼い主さんの睡眠不足などお悩みの原因にもなりやすいです。

夜鳴きをする犬のお世話

いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の夜鳴きの原因は、視覚や聴覚の衰えによる孤独や不安、トイレや食事、お散歩の要求、体の痛み、認知症などがあり、その原因によって対処が異なります。

不安による夜鳴きの場合は、飼い主さんのニオイのついたものを寝床に置いたり、夜間は飼い主さんの近くにいられる環境を作って愛犬を安心させてあげましょう。

要求からくる夜鳴きの場合は、食事やトイレの時間の変更などの工夫をしてみるとよいでしょう。認知症による夜鳴きや徘徊の場合は、獣医師と相談の上、行動療法や寝やすくするサプリメントやお薬を処方してもらい使用する方法もあります。

認知症や夜鳴きに対して、飼い主さんが悩んだりストレスを抱えると、感情が愛犬に伝わって不安が強くなるなど症状が悪化する可能性もあります。

愛犬の介護、困ったことがあるときは、一人で悩まずに獣医師に相談してみてはいかがでしょうか?

【獣医師監修】老犬介護のポイントとは?トイレや夜鳴きの対策方法も

監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・川田優貴先生
文/maki
編集/いぬのきもちWeb編集室
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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